Vラインの正しい自己処理方法|長さや形の整え方、チクチク対策も

Vラインの自己処理方法をイラスト付きで詳しく解説。サロンやクリニックで脱毛するときの事前シェービングにも使える方法です!おすすめのシェーバー など自己処理用の脱毛グッズもピックアップ。正しい自己処理でチクチクを防止しましょう。

Vラインの正しい自己処理方法

Vラインの範囲はサロン・クリニックにより異なりますが、ここではパンツに隠れる全面をVラインとして処理方法を説明します。

電気シェーバーが一番おすすめ

Vラインを自己処理するなら、肌に直接刃が当たらないようガードがついた電気シェーバーで行うのが一番おすすめです。

また、サロン・クリニックで脱毛を行う前の事前シェービングも同じ手順で行えますので、自分で事前シェービングを行う際にも、こちらを参考にしてください。

2日前の処理がおすすめ

シェービング後は肌が敏感になるので、しばらく肌を休めましょう。

海やプール、温泉に行くなどイベントに合わせた処理も、事前シェービングも、前日ではなく2日前に行うのがおすすめです。

用意するもの

  • I字型の電気シェーバー
  • ワセリンなど肌を保湿できるもの
  • 太めの水性ペン(処理する部分に印をつけたい場合)

Vラインの処理は、細かい操作が必要なのでI字型の電気シェーバーを用意しましょう。

購入の際には、必ず刃が直接肌に当たらないようガードのついたものを選んでください。さまざまなメーカーのものがありますが、3000円程度で購入できるパナソニックのフェリエシリーズが特に人気です。

正しい手順

  1. 処理する部分を清潔にする。
  2. どの部分まで処理をするか確認する。
  3. 毛を3~5ミリ程度にカットする。
  4. 蒸しタオルで5分ほどあたため、皮膚の表面と毛を柔らかくする。
  5. シェーバーを肌にぴったりと当て、毛の流れに沿って動かす。
  6. 濡らしたタオルなどで肌のほてりを取る。
  7. 保湿剤を塗り、しっかり保湿する。

手順の詳しい解説

1.処理する部分を清潔にする

まずは処理する部分を清潔にしましょう。処理前に入浴するか、赤ちゃん用のお尻拭きなどを使って拭き取りをしてください。

2.どの部分まで処理をするか確認する

次にどの部分まで処理をするのかを決めてください。水着や面積の小さい下着を着用するために処理をするときは、実際に着用してみて、どのラインまで処理をするのか決めましょう。水性ペンで印をつけておくと分かりやすいです。

事前シェービングの場合、スタッフがどの部分まで処理すればいいのかを説明してくれるので、指示に従ってください。

3.毛を3~5ミリ程度にカットする

毛が長過ぎると剃りづらくなり、処理中の場所も見えにくくなってしまうので、あらかじめハサミで毛をカットしておきましょう。3~5ミリ程度の長さに揃えておくと剃りやすいです。

4.蒸しタオルで5分ほどあたため、皮膚の表面と毛を柔らかくする

皮膚の表面と毛はケラチンという約18種類のアミノ酸が結合したタンパク質からできています。ケラチンには温めると柔らかくなる性質があるので、シェーバーを当てる前に、処理する部分を蒸しタオルで5分ほど温め、肌と毛を柔らかくしてください。

肌や毛を柔らかくしておくと、シェーバーが引っかかりにくくなり、肌に優しく処理ができます。

入浴後で、まだ肌が温かい場合は、そのままで構いません。

5.シェーバーを肌にぴったりと当て、毛の流れに沿って動かす

シェーバーを肌にぴったりと当て、毛の流れに沿って動かしてください。毛の流れに逆らって剃る逆反りを行うと、毛と一緒に皮膚も削り取ってしまう可能性があるので、必ず毛の流れに沿って動かしましょう。

また、きれいに剃りたいからといって、シェーバーを強く押し当てると、肌を傷つける可能性があります。絶対にやめてください。

水着や下着に合わせて処理を行うときは、最後に実際に着用し、動いても毛がはみ出さないか確認してください。

6.濡らしたタオルなどで肌のほてりを取る

処理後は、濡らしたタオルや保冷剤をくるんだタオルなどを当てて、肌のほてりを取ってください。冷やすことで、肌が炎症するリスクを軽減できます。

7.保湿剤を塗り、しっかり保湿する

シェーバーの摩擦で肌が乾燥しやすくなるので、ワセリンなどの保湿剤を塗って、しっかり保湿しましょう。肌が乾燥すると、外からの刺激に対するバリア機能が低下し、肌トラブルを起こしやすくなってしまいます。

また、肌が乾燥してかたくなると、次に生えてくる毛が埋没毛になる可能性があるので、処理後1週間ほどは特にしっかり保湿してください。

間違った自己処理が肌トラブルを招くことも…

VラインはI・Oラインに比べ、自分で処理しやすい部分です。しかし、I・Oラインと同じくデリケートな部分なので、間違った自己処理を行うと、かゆみを感じたり、肌荒れを起こしたりすることもあります。

自己処理をするときには、必ず正しい手順で行いましょう。

また、I・Oラインの自己処理をする前にも、必ず正しい手順を確認してください。

アンダーヘアの長さの整え方

長さ3センチが目安

Vラインの毛を残し、形を整える場合、長さも整えた方が収まりが良くなります。一般的には長さ3センチに整えると性器も隠れ、自然に見えると言われています。

性器に近い部分を3センチに、そこからお腹の方に向かっていくに従って少しずつ短くなるように整えると、より自然に仕上がります。

整え方の手順を詳しく知りたい人は、アンダーヘアをはさみで整える方法が知りたい!きれいに整えるコツもを読んでみてください。

チクチクするのを避けたいならヒートカッターでの処理がおすすめ

ハサミでカットしても良いのですが、ハサミを使うと切り口が鋭利になってしまい、チクチクすると感じる人もいます。

チクチクするのが気になる人は、熱線で毛を焼き切るヒートカッターを使用してください。ヒートカッターで処理をした毛は、毛先が丸くなり、チクチクしにくいです。ただし、毛を焼き切るので、処理中の焦げ臭いにおいが気になるという人もいます。

ヒートカッターにもさまざまな種類がありますが、3000円ほどで購入できる「ラヴィア Vライントリマー」という製品が特に人気です。

ヒートカッターについて詳しく知りたい人は、ヒートカッターでアンダーヘアをきれいにする方法&おすすめ機種は?を読んでみてください。

自己処理でチクチクするのを完全に防ぐのは難しい!

ヒートカッターで処理をすれば、チクチクしにくいという人が多いけど、ヒートカッターはあくまでもアンダーヘアを短くするための道具。毛を根元から処理することはできません。

チクチクするのを避けて、完全に無毛(ハイジニーナ)したいなら、サロンでのブラジリアンワックスや光脱毛、クリニックでの医療レーザー脱毛などプロの手を借りるのがおすすめです◎

電気シェーバー以外の処理方法 メリット・デメリットまとめ

カミソリでの処理

メリット

  • 手軽に広範囲の処理ができる。
  • 電気シェーバーよりもさらに短く剃れる。

デメリット

  • 刃が直接肌に当たるので、肌を傷つけてしまう可能性がある。
  • 毛が伸びてきたときにチクチクする可能性がある。

詳細は、カミソリによるムダ毛処理|メリット・デメリットと正しい使い方に掲載しています。

毛抜きでの処理

メリット

  • 毛が伸びてきたときにチクチクしにくい。
  • 毛を毛根から引き抜くので、カミソリやシェバーよりも長くきれいな状態を保てる。

デメリット

  • 処理に痛みを伴う。
  • 1本1本抜くので、処理に時間がかかる。
  • 毛を引き抜くときに皮膚に大きな負担が掛かり、埋没毛や毛嚢炎になりやすい。

詳細は、毛抜きによるムダ毛処理|メリット・デメリットと正しい使い方に掲載しています。

除毛クリームでの処理

メリット

  • 処理したい部分にクリームを塗って、洗い流すだけなので手軽に広範囲の処理ができる。
  • 毛が伸びてきたときにチクチクしにくい。

デメリット

  • チオグリコール酸カルシウムなどの薬品を使用しているため、肌に合わない人もいる。

詳細は、除毛クリームの教室に掲載しています。

ブラジリアンワックスでの処理

メリット

  • 肌に優しい成分のワックス剤もある。
  • 一気に広範囲を処理ができ、仕上がりが美しい。
  • 毛が伸びてきたときにチクチクしにくい。

デメリット

  • 処理に痛みを伴う。
  • 処理にコツが必要で、慣れるまでは失敗することも多い。
  • うまく処理しないと肌への負担が大きく、埋没毛や毛嚢炎になりやすい。

詳細は、ブラジリアンワックス(ワックス脱毛)によるムダ毛処理 |メリット・デメリットと正しい使い方に掲載しています。

Vラインの部位分け&自己処理のメリット・デメリット

まずは、サロン・クリニックでのVラインの部位分けと、Vラインを自己処理することのメリット・デメリットについて説明します。

Vラインの部位分け

Vラインとはビキニラインとも呼ばれる部分で、前述の通り、サロン・クリニックにより範囲が異なります。パンツで隠れる前面をVラインとしているところもあれば、

  • Vライン(両足の付根)
  • トライアングル上(中央上部)
  • トライアングル下(中央下部)

のように複数に分けているところもあります。

Vラインを自己処理するメリット

安価でできる

最初に必要な道具を揃えれば、後は何度でも無料で行うことができます。

電気シェーバーで処理する場合、シェーバーとワセリンなど肌を保湿するものを購入するだけで良いので、初期費用は3500円くらいです。

一方、サロン・クリニックの場合、基本的にVラインのみで数か所に部位分けされていることが多く、それぞれに契約すると料金が嵩んでしまうので、VIOラインがセットになったメニューを選ぶ方がお得です。

サロンでの光脱毛ならセットで1回1万円~1万3000円程度、クリニックでの医療レーザー脱毛ならセットで1回1万4000円~1万8000円が相場となっています。

ただし、光脱毛であれば10~18回程度で、医療レーザー脱毛であれば6回程度で処理が完了しますが、自己処理の場合、毛が伸びてくるたびに処理をし続ける必要があります。

色んな形を試せる

Vラインはさまざまな形に整えることができます。自然な形のトライアングル型や、丸みを帯びた形が女性らしく見えるオーバル型、中にはハートなどのモチーフ型に整える人もいます。

光脱毛・医療レーザー脱毛の場合、一度形を決めるとそこから変更するのは難しいですが、自己処理であれば、処理のたびにさまざまな形を試してみることができます。自分に合うのはどんな形なのか、まずは自己処理で試してみるのもおすすめです。

それぞれの形についての詳細は、イマドキ男子はどう思う?VIO人気の形をチェック?を参照してください。

デリケートゾーンを人に見られることなく処理できる

「VIO脱毛に興味はあるけど、デリケートゾーンを人に見られるのが恥ずかしい!」と感じている人は少なくありません。自己処理なら、誰にも見られることなくVラインの処理ができます。

とはいえ、サロン・クリニックでは、照射時に露出する部分を最小限にするなど、恥ずかしさを軽減するさまざまな工夫が行われており、実際に体験してみると「あまり恥ずかしさを感じなかった」と答えている人が多いです。

恥ずかしさ対策について詳しく知りたい人は、VIO脱毛は恥ずかしい!?|服装・姿勢の解説&対策とスタッフの本音を読んでみてください。

Vラインを自己処理するデメリット

何度も繰り返すと肌が黒ずんでしまう可能性がある

何度も自己処理を繰り返すと、その刺激によって色素沈着(=黒ずみ)を起こしてしまう可能性があります。

継続的な処理は避け、水着を着るときや温泉に行くときに合わせて行うなど、処理の回数をできるだけ少なくしましょう。

色素沈着についての詳細は、色素沈着の全知識に掲載しています。

毛が太いので、毛抜きで抜くと毛嚢炎・埋没毛になりやすい

Vラインの毛は、太くしっかりとしているので、毛抜きで抜くと、毛穴にばい菌が入って毛嚢炎(もうのうえん)になったり、途中で切れてしまい埋没毛になったりする可能性があります。毛抜きでの処理は、できるだけ避けてください。

毛嚢炎についての詳細は、毛嚢炎の全知識に、埋没毛についての詳細は、埋没毛の知識に掲載しています。

以上、「Vラインの正しい自己処理方法|長さや形の整え方、チクチク対策も」でした。Vラインは比較的自己処理がしやすい部分ですが、肌がデリケートなので、間違った処理を繰り返すとかゆみなどの肌トラブルを招きます。

自己処理をするときは、なるべく肌に優しい方法で、処理の頻度もできるだけ抑えるようにしましょう。

この記事が良かったなと思っていただけたなら、下のボタンから共有をお願いします。

記事タイトルとURLをコピーする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です