VIO脱毛で性感染症に感染するリスクは?性病でも脱毛できる?

1分で分かる!

VIO脱毛で性感染症に感染するリスクはほとんどありません。

また、性病(=性感染症)に感染しているときは、サロン・クリニックで脱毛をすることができません。性感染症を放置すると、不妊になったり、その他の病気の原因となったりするので、脱毛より治療を優先してください。

感染のリスクは、ほぼなし

上記の通り、VIO脱毛で性感染症に感染するリスクはほとんどありません。

ただし、照射前のシェービングに使用する電気シェーバー類を消毒せずに使い回している場合、感染のリスクが生じます。特に不安を感じる人はカウンセリング時にシェーバーの衛生管理について確認しましょう。

また「きちんと消毒されていても、他の人が使ったシェーバーで処理されるのは気になる」という人は自分のシェ-バーを持参することもできます。シェーバーを持参する場合、機種を指定されることもあるので、事前に確認してください。

感染中に照射すると症状が悪化することも

サロン・クリニックでは、性感染症防止と症状の悪化を防ぐため、感染中の照射を断っています。

「おりものの量が増えた」、「外陰部にイボができた」などの症状が出たときには、予約をキャンセルし、専門医を受診しましょう。

性感染症に感染しているときにサロンやクリニックで脱毛ができない理由や、主な性感染症と具体的な症状など、より詳しく知りたい人は下の記事を読んでみてください。

脱毛で性感染症に感染するリスクはほぼゼロ

VIO脱毛を希望する人の中には「サロン・クリニックでの脱毛で性感染症に感染することもあるのでは?」と心配する人もいます。しかし、脱毛で性感染症に感染することはほとんどありません。

そもそも、性感染症とは主に性行為によって感染する病気のことです。性行為やそれに類似した行為以外で感染することはごくまれなので、過度に心配する必要はありません。

ただし、照射前のシェービングに使用するシェーバー類を消毒しないまま使い回している場合、感染するリスクがあるので「絶対に感染することはない」と言い切ることはできません。

ごくわずかな可能性ですが、これらのリスクも回避したいという人は、契約前にシェーバー類の衛生管理について確認しましょう。

契約前に衛生管理の確認をすれば、より安心

照射前のシェービングは、自宅で行うこともできますが、IラインやOラインなど自分で処理しにくい部分はスタッフにお願いする人も多いです。

シェービングをお願いする前に「デリケートゾーンに使うものなので、ちょっと心配で…。どんな風に消毒しているか教えていただくことはできますか?」などと質問し、シェーバー類の衛生管理について確認しておくとより安心です。

電気シェーバーなら刃の拭き取り消毒でOK

照射前のシェービングには、電気シェーバーを使用することが多いです。電気シェーバーの替刃は1000円以上することもあり、基本的には1回1回消毒して、繰り返して使っています。

電気シェーバーでの処理で出血することは、まずないので、消毒さえしていれば繰り返し使用していても問題はありません。

また、消毒液を使った拭き取りだけでなく、刃を殺菌マシンに入れているとさらに安心です。

サロンもクリニックも衛生管理に大きな違いはない

サロンでもクリニックでも、ベッドの消毒や、タオル、シーツ、施術着の交換などは同じように行っています。衛生管理に関して、大きな違いはなく、クリニックだから全面的に安心というわけではありません。

初回カウンセリング時に、フロアの掃除が行き届いているか、機器類にほこりが溜まっていないかなどをチェックすることで、スタッフの衛生管理に対する意識を見ることができるので、さり気なく確認しておきましょう。

それでも気になる人は電気シェーバーを持参する

スタッフから衛生管理についてしっかりと説明してもらっても、やっぱり他の人が使った電気シェーバーを使うのは気になるという人は、自分のものを持参しましょう。

持参する場合、シェーバーの機種を指定されることがあるので、初回カウンセリング時か、予約日の前に確認してください。

そもそも性感染症に感染している人は脱毛できない

サロン・クリニックでは、性感染症に感染している人の脱毛は行っていません。

感染時に脱毛をできない理由

感染拡大を防ぐため

繰り返しになりますが、性行為やそれに類似する行為以外で性感染症に感染する可能性はほとんどありません。しかし、サロンやクリニックでは、万が一のことを考えて、性感染症に感染している人への照射を断っています。

照射により症状が悪化する可能性がある

性感染症に感染すると、デリケートゾーンにかゆみを感じたり、ブツブツができたりと皮膚に異常が出る場合があり、このような状態で照射を行うと、症状が悪化する恐れがあります。

また、薬を服用している場合、薬の種類によっては光に過敏に反応してしまうこともあり、感染者自身のためにも照射を断っています。

そもそも性感染症は放置しておくと、不妊の原因になったり、中にはガンになったりするものもあり、大変危険なので脱毛よりも治療を優先させてください。

感染していることを黙って脱毛するのは絶対ダメ!

サロン・クリニックでは、毎回、照射前に「現在治療中の疾患はないか?」、「服用中の薬はないか?」などを確認されるので、この時点で性感染症に感染していることが分かれば、照射を断られます。

「このとき黙っていれば照射できるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、前の項で説明した通り、感染中に照射すると症状が悪化する可能性があります。自分の体を守るためにも、絶対にやめましょう。

ときには、本人が感染したことに気づいていない場合でも、スタッフがにおいやデリケートゾーンの皮膚の様子から感染に気づくこともあります。感染していた場合、まず治療を!完治すれば脱毛を再開できるから、安心してね。

主な性感染症と症状

主な性感染症の症状と治療法についてまとめました。

下記の症状に心当たりがある人は、予約をキャンセルして、専門医を受診してください。

治療薬が市販されている場合もありますが、使用できるのは、一度医師の診察を受け、再発した人に限ります。初めて症状が出たときに自己判断で市販薬を使用すると、症状が悪化する場合があるので、必ず病院に行きましょう。

クラミジア

主な症状

  • おりものの量が増え、色が濃い黄色や茶色になり臭う
  • 性行時に痛みを感じ、少量の出血がある
  • 下腹部に痛みを感じる
  • 性器周辺がかゆくなる

治療法

飲み薬や膣錠、軟膏で治療します。治療期間は1~2週間が目安です。

淋病

主な症状

  • おりものの量が増える
  • 性器周辺がかゆくなる
  • 尿道、膀胱炎を発症する

治療法

飲み薬か注射・点滴で治療します。飲み薬の場合1週間、注射・点滴の場合は1回で完治する人が多いです。最近は飲み薬が効きにくい淋病もあるので、治療が長引くこともあります。

梅毒

主な症状

  • 子宮口にしこりができる
  • 脚の付け根が腫れる
  • 発熱・頭痛・倦怠感が出る
  • 全身の皮膚にバラの花びらような赤い発疹ができる(バラ疹)

治療法

飲み薬で治療します。治療期間は、症状が軽い場合でも1~2カ月、重い場合では3カ月程度かかります。

性器ヘルペス

主な症状

  • 外陰部、膣の入口、お尻に複数の水ぶくれや潰瘍ができる
  • 排尿時にしみるような痛みが出る
  • 脚の付け根が腫れる
  • 発熱や頭痛が出る

治療法

軟膏や飲み薬で治療します。治療期間は5~10日程度です。

これらの治療で症状は治まりますが、ヘルペスウィルスは身体の中に潜伏しています。疲労やストレス、性行為による刺激などで、ウィルスが再び活性化して症状が再発することもありますが、初感染のときよりも症状が軽いことが多いです。

尖圭(せんけい)コンジローマ

主な症状

  • 外陰部や肛門周辺にイボができる
  • 色は白やピンク、茶褐色、黒っぽいこともある
  • 大きさは1~3mm程度のことが多いが、さらに大きくなることもある
  • 形は乳頭状のものや鶏のトサカ、カリフラワーのようなものなどさまざま

治療法

飲み薬で治療する場合と手術でイボを取り除く場合があります。手術といっても、日帰りで行える簡単なものです。再発することも多いので、根気強く治療を続ける必要があります。

性器カンジタ症

主な症状

  • 性交時に痛みを感じる
  • 膣およびその周辺がかゆくなる
  • 膣のヒリヒリ、熱感、排泄時の痛み
  • 粘度の高く、白い、酒粕(カッテージチーズ)状のおりものが出る

治療法

膣洗浄、膣錠、膣坐薬の挿入、軟膏などさまざまな治療法があります。

カンジタ菌は健康な女性でも、もともと膣内に持っている常在菌で、女性の5人に1人は発症すると言われています。また、疲れやストレス、免疫力の低下、抗生物質の服用などで再発する可能性があります。頻繁に再発する場合は、生活習慣を見直しましょう。

HIV

主な症状

感染後、約2~4週目までの間に出てくるもの

  • 発熱、のどの痛み、だるさ、下痢
  • 筋肉痛
  • 発疹
  • 風邪やインフルエンザのような症状

治療法

抗HIV薬を内服することでHIVの増殖を抑えます。また、免疫力とウィルス量を定期的に検査します。現在、HIVを完全に除去できる薬はありませんが、抗HIV薬を服用することで、AIDSの発症を遅らせることができます。

【さらに詳しく】性感染症を予防するには

最後に性感染症を予防法について説明します。

正しい知識を持つ

性感染症を予防するには、まず正しい知識を持つことが大切です。また、感染した場合には、どんな症状が出るのかを知っておくと症状が軽いうちに治療を進めることができます。

コンドームを正しくつける

性感染症を予防するには、精液だけでなく男性器との接触を避ける必要があります。膣性交のときだけでなく、オーラルセックス(口腔性交)のときも必ずコンドームを使用して下さい。また、射精直前ではなく、勃起したらすぐに着用しましょう。

不特定多数と性交渉をしない

不特定多数との性交渉は、感染の可能性が高くなるだけでなく、感染相手を特定することが難しくなり、せっかく治療をしても再感染する可能性があります。不特定多数との性交渉は避けましょう。

以上、「VIO脱毛で性感染症に感染するリスクは?性病でも施術できる?」に対する回答でした。VIO脱毛で性感染症に感染するリスクはほとんどありません。また、性感染症に感染している場合、サロン、クリニックでの脱毛はできません。

性感染症の症状が出た場合、速やかに専門医を受診しましょう。感染していた場合も、治療をして完治すれば、また脱毛をすることができるので、まずは脱毛よりも治療を優先してください。

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