妊娠中・授乳中でも脱毛できる?|胎児への影響や再開時期について

脱毛を完了するまでには長い時間がかかります。20~30代の女性であれば、その間に妊娠することもあるでしょう。妊娠中・授乳中でもサロン・クリニックで脱毛することができるのかや、母体・胎児への影響についてまとめました。また、脱毛の再開時期や、妊娠期間中の自己処理についても解説します。

妊娠中の場合

妊娠中は光脱毛・医療レーザー脱毛とも行えない

あくまで「自己責任」として施術を行う場合もありますが、ほとんどのサロン・クリニックでは妊娠中の照射を禁止しています。とはいえ、現在まで光やレーザーが胎児に悪影響を及ぼすというデータはありませんので、「妊娠していることに気づかず照射を受けてしまった」と心配している人は、安心してください。

光もレーザーも、皮膚の中のメラニン色素と呼ばれる黒い色素にのみ反応するものです。また、毛根に向けて照射するもので、胎内にまで届くような強い力ではないと言われています。クリニックの中には、「妊娠中でも全く問題ない」として妊婦への照射を認めている医師もいますので、過度に心配する必要はありません。

妊娠中に脱毛できない理由

胎児に影響がないのに、なぜ妊娠中には脱毛することができないのでしょうか?それには主に3つの理由があります。

脱毛してもまた毛が生えてくる場合がある

妊娠中はホルモンバランスが大きく変化します。ムダ毛はホルモンの影響を強く受けるので、妊娠中に脱毛しても、すぐにまた生えてきてしまう可能性があります。また、妊娠中、一時的にお腹の毛が濃くなったり、ワキや陰部が黒ずむ人もいますが、ほとんどの場合、出産後しばらくすると元に戻るので、過度に心配しないでください。

脱毛の刺激が母体にストレスを与える可能性がある

普段なら何の問題もないほんのささいな刺激であっても、妊娠中の体には負担となり、ストレスを感じてしまうこともあります。そして、このストレスがきっかけで体調を崩してしまう可能性がないとは言い切れません。また、脱毛の痛みがきっかけで陣痛を誘発してしまう恐れもあります。

肌トラブルが起こったときに使える薬が制限される

妊娠中に薬を飲むと、その成分が血液中に流れ、胎盤を通過し、胎児の発育に悪影響を与える可能性があります。このため、妊娠中は使用できる薬の種類が限られ、肌トラブルが起こってもすぐに適切な対処をすることができなくなります。

こうした事態を避けるためにも、多くのサロン・クリニックでは妊娠中の照射を断っています。

妊娠が分かったらすぐにサロン・クリニックに連絡を

サロン・クリニックに通っている間に妊娠が分かったら、すぐに連絡を入れ、次の予約をキャンセルしましょう。また、次の予約をしていない場合も、解約や返金期間が最終来店から1年以内や、契約から3年以内となっているケースがあるので、できるだけ早く連絡し、妊娠により脱毛が続けられない旨を伝えましょう。

通い放題や無期限のコースの場合

次の予約のキャンセルさえ行えば、あとは産後まで脱毛を休止すれば良いだけです。念のためスタッフに、妊娠したためしばらく来ることができないけれど、出産後また脱毛を再開したい、ということを伝えておきましょう。

月額制コースの場合

ジムや習い事の月謝のように毎月決められた金額を支払う月額制の場合、すぐに退会の手続きを行いましょう。手続きが遅れると、翌月や翌々月の分までも料金を支払わなければなりません。脱毛にかかる総額を分割して支払う、実質分割払いのような形の月額制であれば、解約し返金してもらうことができるのかを確認してください。

回数制コースの場合

回数制コースには、ほとんどの場合「保証期間」と呼ばれる期限が設定されています。この保証期間内に契約した回数分消化しなければ、残りは無効となってしまいます。妊娠・出産をする場合、長ければ3年ほど脱毛を休まなければなりません。

保証期間がこれより短い場合には、残り回数分を返金してもらえるかや、保証期間を延ばしてもらえるかを相談しましょう。

解約をする場合、解約手数料を負担しなければならない可能性が高いです。妊娠中で心も体も不安定な状態のときに、解約や返金の手続きを進めるのは大変です。

妊娠の予定がある場合、通い放題や無期限のコース、またはジムや習い事のように毎月決められた金額を支払う月額制を選ぶことをおすすめします。

妊娠中の自己処理は電気シェーバーがおすすめ

妊娠中は自宅でのムダ毛処理にも細心の注意を払ってください。普段、脱毛クリーム(除毛クリーム)や脱色クリームを利用している人であっても、妊娠中はにおいを不快に感じたり、肌荒れを起こしたりする可能性があります。また、肌トラブルを起こしやすい毛抜きやカミソリでの処理もおすすめできません。

お腹が大きくなってくるにつれ、自分の目で直接確認することのできない部位が増え、体も動かしにくくなってきます。できるだけ、自己処理の回数を減らし、どうしても処理をしたいときには肌に優しい電気シェーバーを使用しましょう。

電気シェーバーでの処理についての詳細は電気シェーバーによるムダ毛処理 |メリット・デメリットと正しい使い方を参照してください。

授乳中の場合

授乳中の脱毛も基本的には避けるべき

授乳中の脱毛については、サロン・クリニックにより対応が異なります。一部サロン・クリニックでは、胸や乳輪周りを除き、照射可能です。妊娠中と同じく、脱毛をしたからといって母乳に悪影響を与える心配はありません。

しかし、授乳中もホルモンバランスが変化しており、肌トラブルが起こりやすい状態なので、脱毛を受け付けていないサロン・クリニックの方が多いです。

授乳中も毛が濃くなる可能性がある

授乳中には、母乳の生成に必要なプロラクチンというホルモンが大量に分泌されています。そして、このホルモンには、毛を濃くする働きがあります。せっかく脱毛しても、一方で毛が濃くなるホルモンが働けば、なかなか効果を実感することができません。

長時間授乳できず胸が張って苦しくなることもある

脱毛するのに赤ちゃんを連れていけるサロン・クリニックはとても少ないです。脱毛中は赤ちゃんと長時間離れ離れになるため、授乳ができず胸が張って苦しくなることも考えられます。

全身脱毛など時間がかかるコースや、赤ちゃんを預けた場所からサロン・クリニックまでの移動に時間がかかる場合、授乳中の再開をおすすめできません。

授乳完了後、脱毛を再開できる時期

授乳完了後、生理が2~3回来てから

出産後、生理が再開する時期は人によって大きく異なります。早い人では産後2カ月ほどで、遅い人であれば1年ほど経ってからになります。時期はさまざまですが、生理が来たということは、体がまた妊娠できる状態になったということです。

つまり、体が妊娠・出産のための特別な状態から、通常の状態に戻ったと捉えることができます。とはいえ、再開後初めての生理はまだ不安定な状態なので、多くのサロン・クリニックでは、授乳完了後、生理が2~3回きてからの再開をすすめています。

妊娠から授乳まで長ければ2~3年休むことを考えておく

授乳中に脱毛を再開するか、はたまた授乳後脱毛を再開するかによっても脱毛を休止する期間は大きく異なりますが、長ければ2~3年の間、脱毛を休まなければなりません。

出産前は、ついつい最短のスケジュールで考えてしまいがちなので、「回数制で残り回数がたくさん残っているけど、解約手数料を払うのはもったいない。出産後すぐ脱毛を再開すれば何とか消化できそう!」と解約せずに、契約を続ける人もいるでしょう。

しかし、実際に出産してみると、なかなか体力が回復しなかったり、赤ちゃんを預けることができなかったりして、予定通り脱毛を進めることができない可能性が高いです。

最長3年間は脱毛が再開できないということを念頭に置き、継続するか、解約するかの判断を行ってください。

以上、「妊娠中・授乳中でも脱毛できる?|胎児への影響や再開時期について」でした。脱毛はしっかりと予定を組んで、計画的に進めていくことが大切です。

しかし、妊娠・出産の時期は必ずしも自分の想定通りになるとは限りません。脱毛の契約をする時点で、2~3年以内に妊娠する可能性がある人は、コース内容や保証期間をよく確認し、途中解約せずにすむコースを選びましょう。

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