胸(乳輪周り)脱毛の全知識|効果・回数・恥ずかしさの軽減について
ここでは、胸(乳輪周り)脱毛の範囲やメリット・デメリット、照射時の恥ずかしさを軽減する方法などについて詳しく説明します。
目次
胸(乳輪周り)脱毛とは?
友人には相談しにくく、男性には厳しくチェックされる胸のムダ毛
脱毛サロン・クリニックの存在が身近になったことも手伝ってか、最近ではワキや足などのムダ毛処理について友人同士でオープンに話すという人が増えています。
しかし、胸や乳輪周りのムダ毛となると、恥ずかしくて友人などには話しにくいと感じる人が多く、「こんな部分に毛が生えているのは、私だけ?」と悩んでいる人も少なくありません。
まず、胸や乳輪周りにムダ毛が生えていることは、決して珍しいことではないので安心してください。また、思春期や妊娠中になるとホルモンバランスの乱れが原因で、急に胸や乳輪周りのムダ毛が生えてくることもあります。
そして、たとえ胸や乳輪周りにムダ毛が生えていても、あまり人に見られる機会がないので、特に処理をしていないという人います。
しかし、男性が気になる女性のムダ毛ランキングでは、胸・乳輪周りのムダ毛が常に上位にランクインしており、「乳輪周りに生えていたムダ毛に幻滅したが、本人には伝えられなかった」といった声もよく聞かれます。
実際、彼女の乳輪周りのムダ毛に気がついたら、男性は一体どうするのか、脱毛の学校で独自にアンケート調査を行いました。
【独自アンケート】彼女の乳毛に気づいたらどうしますか?
彼女の乳毛(乳輪周りのムダ毛)に気づいたらどうしますか?
- 冗談っぽく指摘 30%
- 真面目に処理をすすめる 25%
- 見て見ぬふり 45%
回答者 5145名(脱毛の学校調べ)
「冗談っぽく指摘」30%と「真面目に処理をすすめる」25%を合わせた、伝える派が過半数を超えましたが、「見て見ぬする」という人も45%います。
「歯に青のりがついているよ」といったその場ですぐ対処できることであれば、そのとき恥ずかしくても、指摘してもらった方がありがたいと感じる場合もあります。
しかし、その場ですぐに処理できないムダ毛について指摘されても、ただ恥ずかしい思いをするだけになってしまいます。また、その場は見て見ぬふりをしてくれても、心の中で幻滅されている可能性も少なからずあります。
彼氏や夫など大切な人にしか見せない部分だからこそ、しっかりケアをしておきたいものですが、皮膚が薄くデリケートなので、慎重に処理しなくては肌を傷つけてしまいます。
このような胸・乳輪周りの毛はどのように処理すれば良いのでしょうか?
胸(乳輪周り)脱毛のメリット・デメリットや自宅での処理方法、乳輪・バストトップの脱毛方法などを順に見ていきましょう。
胸(乳輪周り)脱毛の範囲
部位の分け方は、サロン・クリニックにより異なります。「胸」として1部位にしているサロン・クリニックもあれば、「胸」と「乳輪周り」の2部位に分けているサロン・クリニックもあります。
一般的に「胸」は、
- 縦:鎖骨からアンダーバストまで
- 横:胴体の半分まで
を範囲にしている場合が多いです。
「乳輪周り」については、どの範囲まで処理できるのかを公式サイトなどで明示していうことが少ないので、初回カウンセリングでしっかり確認しましょう。
※乳輪やバストトップは照射できません。
バストトップを含む乳輪は、色素が濃く、照射の光に強く反応してしまうため、通常の光脱毛や医療レーザー脱毛では処理をすることができません。乳輪、バストトップの脱毛に関しての詳細は、【乳輪やバストトップを脱毛するには】の項を参照してください。
胸(乳輪周り)脱毛のメリット
皮膚が薄くデリケートな部分だが、肌に優しくムダ毛処理できる
皮膚には薄い部分と厚い部分があり、一般に血管が透けて見えるようなところは皮膚が薄いと言われています。目の下や頬、そして胸元も皮膚が薄く、肌がデリケートな部分です。
カミソリなどで頻繁に処理すると、肌が外部の刺激に反応し、メラニン色素が増殖することで色素沈着を起こしてしまう可能性があります。
光脱毛や医療レーザー脱毛で脱毛をすれば、リスクを伴う自己処理の頻度を抑えることができ、最終的には自己処理が必要のない程度まで、肌に優しく脱毛できます。
蒸れが軽減され、胸ニキビなど肌トラブルの改善に繋がる
胸元は、夏場でも下着に覆われており、蒸れやすい部分です。特に、胸を寄せて谷間を作るブラジャーや、大きな胸を小さく見せるブラジャーをつけている場合、胸をしっかり覆うので、一年中蒸れやすくあせもができやすい状態になっています。
また、顔と同じく皮脂分泌が盛んです。しかし、汗をかいたときにも、人前で拭うわけには行かないので、毛穴に汚れや皮脂が留まってしまい、ニキビができやすい部分でもあります。
サロン・クリニックで脱毛すると、毛量が減ることで、若干ですが通気性が良くなります。また、ムダ毛がなくなることで、汗や汚れが毛で留まらず、流れ落ちてしまうので、肌トラブルの改善が期待できます。
流れ落ちた汗はそのままにせず、化粧室などに入ってこまめに拭き取るか、胸用の汗取りパッドを使用して吸収しましょう。胸用汗取りパッドは、使い捨てのものなら1枚100円未満で、洗濯して繰り返し使えるものでも1000円前後で販売されています。
胸(乳輪周り)脱毛のデメリット
胸だけを脱毛してしまうと、首やお腹との境目が気になることも
脱毛すると、ムダ毛が少なくなった分、肌本来の色が引き立ち、肌がワントーン明るくなったと感じる人が多いです。そのため、胸だけを脱毛すると、脱毛が進むにつれ、首やお腹との境目が気になってしまう場合があります。
産毛までしっかり脱毛したい人は、全身脱毛で継ぎ目なく、脱毛するのがおすすめです。
どうしても胸だけを脱毛したい場合は、産毛までしっかり脱毛せず、自己処理が楽になる程度の回数で留めておいた方が全体的にきれいに仕上がります。
また、乳輪周りの太い毛のみが気になる場合は、胸全体ではなく、乳輪周りのみの脱毛がおすすめです。
ごくまれに硬毛化・多毛化する場合がある
サロンでの光脱毛も、クリニックでの医療レーザー脱毛も、産毛に照射すると、ごくまれに硬毛化・多毛化する可能性があります。
医療レーザー脱毛の場合、照射した人の約10%が硬毛化・多毛化するというデータがあり、硬毛化・多毛化に特化した保証制度を設けているクリニックもあります。
光脱毛の場合、医療レーザー脱毛より照射のパワーが弱いため、硬毛化・多毛化するリスクも少なく、特化した保証制度を設けているサロンはほとんどありません。
しかし、経験豊富なスタッフであれば、ある程度、硬毛化・多毛化のリスクを予測すること可能と言われており、あるサロンでは、硬毛化・多毛化した顧客の割合を約0.3%と発表していました。
ごくわずかな確率ですので、過度に心配する必要はありません。
1回の処理にかかる時間と金額の目安
胸全体を脱毛するか、乳輪周りのみを脱毛するかで時間や金額が大きく異なりますので、ここではそれぞれに説明します。
サロンでの光脱毛
乳輪周りのみを脱毛する場合
1回の処理にかかる時間は5~10分程度です。Sパーツに分類しているサロンが多く、1回3000円くらいが相場ですが、契約は2回からしかできない場合もあるので、注意してください。
胸全体を脱毛する場合
1回の処理にかかる時間は15~20分程度です。
「胸」と「乳輪周り」、2部位に分けているサロンであっても、部分脱毛で「胸」を選べば、「乳輪周り」も含めて脱毛してくれる場合があるので、初回カウンセリングで確認してください。
「胸」に「乳輪周り」を含まないサロンの場合、2部位分の料金が必要になるので、部分脱毛で契約する場合は「胸」に「乳輪周り」を含むサロンでの契約をおすすめします。
胸はほとんどのサロンがLパーツに分類しており、1回当たり6000円前後が相場です。ただし、多回数契約すると割引になる場合が多く、5回パックであれば2万6000円くらいが相場になります。
クリニックでの医療レーザー脱毛
乳輪周りのみを脱毛する場合
1回の処理にかかる時間は5~10分程度です。クリニックの場合、5~6回のセットになっていることが多く、5~6回で2万7000円~2万8000円くらいが相場です。
胸全体を脱毛する場合
1回の処理にかかる時間は15~20分程度です。
「胸」と「乳輪周り」の2部位に分かれている場合でも、部分脱毛「胸」を選べば、「乳輪周り」まで含めて脱毛してくれることが多いですが、念のため、初回カウンセリングで確認しておきましょう。
5~6回のセットになっていることが多く、5~6回で6~8万円が相場です。
期間・回数
光脱毛も医療レーザー脱毛も、毛周期という毛の生え変わりのサイクルに合わせて2~3カ月に1回のペースで照射するのが一般的です。毛周期に関する詳細は、毛周期とは?|ムダ毛が生え変わるサイクルとベストな脱毛間隔を参照してください。
また、光脱毛も医療レーザー脱毛も、肌にメラニン色素という黒い色素に反応する光を照射し、毛根にダメージを与えることで、ムダ毛を減らしていくので、毛の色の薄い産毛の場合、効果が出るまでに時間がかかる可能性が高いです。
ムダ毛の状態や肌の状態によって、効果は大きく異なりますので、期間・回数はあくまで目安としてください。
光脱毛の場合、しっかり処理するなら12回以上
前述の通り、産毛が多い人の場合、2~3回の照射では効果が感じられないこともあります。
また、部分脱毛で、胸や乳輪周りのみを脱毛する場合は、自己処理が楽になる6~12回を目安に、様子を見ながら進めていく方が境目が目立たずきれいに仕上がります。
光脱毛での胸(乳輪周り)脱毛 期間・回数の目安
回数 | 最短の期間 | 状態 |
---|---|---|
2~6回 | 4カ月~1年 | 効果を実感 |
6~12回 | 1~2年 | 自己処理が楽になる |
12~18回 | 2~3年 | ほぼ自己処理が必要なくなる |
医療レーザー脱毛の場合、しっかり処理するなら5回以上
医療レーザー脱毛の場合、光脱毛よりもパワーが強いので、5回程度の照射でほぼ自己処理が必要のない程度まで脱毛できたと感じている人が多いです。
ただし、医療レーザー脱毛であっても、1回で効果を感じる人はまれです。
医療レーザー脱毛での胸(乳輪周り)脱毛 期間・回数の目安
回数 | 最短の期間 | 状態 |
---|---|---|
2~3回 | 4カ月~半年 | 効果を実感 |
3~4回 | 半年~8カ月 | 自己処理が楽になる |
5~7回 | 10カ月~1年2カ月 | ほぼ自己処理が必要なくなる |
胸(乳輪周り)脱毛の恥ずかしさを軽減するには
あらかじめ照射時の服装や姿勢を知ることで恥ずかしさを軽減する
胸(乳輪周り)脱毛では、普段あまり人に見せることのない、バストトップを露出しながら照射することになるので、脱毛に興味があるものの、恥ずかしくて踏み出せないと感じている人も多いです。
恥ずかしい、と感じる気持ちを完全にコントロールすることは難しいですが、照射時の服装や姿勢などをあらかじめ知っておくことで、心の準備ができ、ある程度、恥ずかしさを軽減することができるのではないでしょうか?
服装
基本的にはサロン・クリニックで用意されているラップタオルに着替えます。
また、照射の光から目を守るために、ゴーグルを着用する場合もあります。ゴーグルがあると照射中にスタッフと目が合うことも少なく、多くの人が「実際に経験してみると、思っているよりも恥ずかしくなかった」と答えています。
ゴーグルを着用しないサロン・クリニックで、どうしても恥ずかしいと感じる人は、アイマスクを持参するのもおすすめです。
照射時の姿勢
照射時は、ベッドに仰向けに寝転ぶだけです。特別な姿勢を取ることはありません。
胸の大きな人の場合は、胸の下側にもしっかり照射するため、胸を持ち上げながら照射することもあります。
スタッフからのアドバイス
実際にサロンで照射を担当するスタッフに、照射時に関する恥ずかしさについて話を伺い、アドバイスをもらいました。
「やはり、最初は恥ずかしいとおっしゃるお客さまも多いです。
ただ、照射の際に露出する部分を最小限にするなどの工夫をさせていただきますので、2回目、3回目になると、『もう慣れてきました!』とおっしゃる方が多く、実際に照射していても、リラックスしてくれているな、というのが分かります。
私たちスタッフは、常に、痛みなく、素早く、そして照射漏れなく進めることを考えていますので、安心してお任せください!」
サロン・クリニックで処理する際の注意点
まずは胸全体を脱毛するのか、乳輪周りのみを脱毛するのかを考える
胸全体を脱毛するのか、乳輪周りのみを脱毛するのかによって、サロン・クリニックを選ぶ際に注意する点が異なります。まずはどちらにするのかを決めてから、サロン・クリニック選びを始めましょう。
胸全体をしっかり脱毛したい人は全身脱毛も視野に入れて検討する
デメリットの項でも述べた通り、胸全体を産毛までしっかり脱毛してしまうと、首やお腹との境目がくっきりしてしまう可能性が高く、後からどんどん他の部位を追加していく人も少なくありません。
サロンの場合、胸や腕(ヒジ上・ヒジ下)、足(ヒザ上・ヒザ下)などのLパーツ1回につき6000円が相場ですが、全身脱毛の最安値圏であれば全身脱毛1回当たり2万円弱で行うことができます。
つまり、胸以外にLパーツを3カ所以上脱毛するならば、最初から全身脱毛プランで契約した方が安く脱毛できるということです。
産毛までしっかり脱毛したい人は、全身脱毛も視野に入れて検討しましょう。
乳輪周りのみを脱毛する場合、どの範囲まで脱毛できるのかを確認する
サロン・クリニックにより、「乳輪周り」の範囲は異なります。ただし、公式サイトなどで「乳輪から何センチ」などと詳しく記載されていることは少ないので、どこまで脱毛できるのかを初回カウンセリングでしっかり確認しましょう。
自分で事前シェービングを行う場合は2日前を目安に電気シェーバーで行う
胸の場合、自分の手が届く範囲になるので、事前シェービングを自分で行っていかなければならないサロン・クリニックが多いです。
肌がデリケートな部分なので、できるだけカミソリではなく、電気シェーバーの使用しましょう。細かい操作が必要な乳輪周りは、顔用電気シェーバーを使うと処理しやすいです。
また、シェービングにより、多少なりとも肌に負担がかかってしまうので、照射直前にシェービングするより、シェービング後、一度肌を休ませる方が良いです。できれば、前日ではなく2日前を目安に処理しましょう。
胸の下側の剃り残しに注意する
剃り残しがある場合には、シェービング代として追加料金が必要になったり、剃り残しのある部分だけ照射しもらえなかったりすることもあります。シェービング後、剃り残しがないか、しっかり確認しましょう。
胸の場合、特に確認しづらい胸の下側の剃り残しに注意してください。スマホのライトなどを当てながら確認すると、剃り残しが見つけやすくなります。
硬毛化・多毛化が気になる人は、初回カウンセリングでしっかり質問する
デメリットの項で述べた通り、胸(乳輪周り)の場合、産毛が多いので、ごくまれに硬毛化・多毛化することがあります。
医療レーザー脱毛の場合は、硬毛化・多毛化に特化した保証制度があるクリニックもありますので、初回カウンセリングで硬毛化・多毛化について質問し、心配な場合は、そういった保証制度のあるクリニックを選びましょう。
サロンの場合は、硬毛化・多毛化に特化した保証制度があることはほとんどありません。しかし、経験豊富なスタッフであれば、ムダ毛や肌の状態から、ある程度、硬毛化・多毛化のリスクを予測することが可能です。
初回カウンセリングで硬毛化・多毛化について質問し、今のムダ毛や肌の状態を確認してもらいましょう。
自宅での処理方法
肌が薄くデリケートな胸(乳輪周り)のムダ毛を自宅で処理する場合には、どのような方法で、どんな点に注意すれば良いのかについて説明します。
基本的には目立つ毛のみを顔用電気シェーバーで処理するのがおすすめ
胸全体の毛を産毛まで常にきれいに処理しておこうとすると、処理の頻度が高くなり、肌に負担をかけてしまいます。基本的には、目立つ毛のみをピックアップして、顔用電気シェーバーで処理するのがおすすめです。
顔用電気シェーバーでの処理の手順は、電気シェーバーでの処理の手順と同じです。詳細は、正しい電気シェーバーの使い方の項を参照してください。
全体的に産毛が気になる場合は抑毛ローションを併用
全体的に産毛が気になる場合は、電気シェーバーでの処理ではなく、抑毛ローションの使用をおすすめします。
電気シェーバーでの処理のように、すぐにムダ毛がなくなるわけではありませんが、多くの人が2~3カ月使用することで、ムダ毛が薄くなってきたと感じています。
また、塗布することで保湿も兼ねることができるので、一石二鳥です。
抑毛ローションの使い方や選び方などの詳細は、抑毛ローションによるムダ毛処理 |メリット・デメリットと正しい使い方を参照してください。
妊娠中に胸・乳輪周りの毛が濃くなった場合は無理に処理しないこと
妊娠中、ホルモンバランスが乱れから、胸や乳輪周りの毛が急に濃くなることがあります。急にムダ毛が濃くなると、どうしても気になってしまい、すぐにきれいに処理をしてしまいたいと思うかもしれません。
しかし、妊娠中は脱毛してもまた毛が生えてきてしまう可能性があり、照射を受け付けているサロン・クリニックはほとんどありません。詳細は、妊娠中・授乳中でも脱毛できる?|胎児への影響や再開時期についての妊娠中の場合を参照してください。
また、ホルモンバランスの乱れによって肌が敏感になり、肌トラブルを起こしやすくなっているので、自己処理もできるだけ控えることをおすすめします。
万が一、処理によって肌トラブルを起こしてしまっても、妊娠中は使用できる薬が限られ、治療に時間がかかってしまう可能性が高いです。
出産後、ホルモンバランスが整うと自然と元に戻ったという人が多いので、過度に心配せず気長に様子を見てください。
乳輪やバストトップを脱毛するには
胸(乳輪周り)脱毛の範囲の項でもお伝えした通り、一般的な光脱毛・医療レーザー脱毛では、乳輪やバストトップのムダ毛を処理することはできません。では、乳輪やバストトップに生えているムダ毛は、どのように処理すれば良いのでしょうか?
新しいの脱毛方式を採用しているサロン・クリニックで脱毛する
基本的に、光脱毛・医療レーザー脱毛とも、肌に、メラニン色素という黒い色素に反応する光を照射し、毛根にダメージを与えることで脱毛しています。
そのため、他の部分よりも色素の濃い、乳輪やバストトップに照射すると、肌が過剰に反応し火傷する恐れがあり、これらの部分には照射することができません。
しかし最近では、毛根ではなく、毛根と表皮の間にあるバルジ領域という部分の発毛因子にダメージを与えることで脱毛する新しい方式の脱毛器も登場しています。この方式の脱毛器であれば、乳輪やバストトップへの照射も可能です。
まだまだ新しい脱毛方式なので、地方では取り扱っているサロン・クリニックが少ないですが、検索サイトでバルジ式脱毛・ハイパースキン脱毛という言葉と通いたい地名を入れて検索すれば、近隣に取り扱うサロン・クリニックがあるかどうかが分かります。
ただし、乳輪やバストトップは肌がデリケートなため、この方式であっても照射をしていない場合もあります。照射できるかどうかは、直接、サロン・クリニックに確認してください。
クリニックのニードル(針)脱毛を利用する
毛穴に挿入した針に電気を通し、毛根にダメージを与えることで脱毛するニードル(針)脱毛であれば、乳輪やバストトップの脱毛も可能です。
ただし、毛を1本1本処理していくので、処理に時間がかかる上、光脱毛や医療レーザー脱毛に比べ、料金も高額になります。
1本130円など、本数によって料金を決めている本数単価のところもあれば、15分6000円など時間で料金を決めている時間単価のところもあり、料金形態はさまざまです。いずれにせよ、毛量によって料金が大きく異なるので、利用する場合は、最初に見積もりをしてもらいましょう。
また、どの部分の処理であっても強い痛みを感じる人が多いです。
ニードル(針)脱毛をするならクリニックがおすすめ
現在、ニードル(針)脱毛はクリニックだけでなく、一部サロンでも行うことができます。
ただし、日本では毛乳頭や皮脂腺開口部などをレーザーなどで破壊する行為を医療行為と定めているため、サロンではこれらを破壊しない程度の電気を流し、減毛を行っています。
せっかく高い料金を支払いニードル(針)脱毛をするなら、クリニックでしっかりと脱毛してもらうことをおすすめします。
自宅で処理するなら顔用電気シェーバーがおすすめ
乳輪・バストトップも、胸や乳輪周りと同じく、肌に刺激を与えると色素沈着を起こし、黒ずんでしまう可能性があります。自宅で処理する場合は、できるだけ刺激の少ない方法で処理してください。
目立つ毛を何本か処理する場合でも、毛抜きを使うと大きな刺激になってしまうので、顔用電気シェーバーを使って肌に優しく処理しましょう。
処理後は、肌が乾燥しやすくなります。乾燥すると肌のバリア機能が低下し、外部刺激に対して敏感に反応してしまいますので、しっかり保湿してください。
基本的には、普段使用しているボディクリームや化粧水などで構いませんが、バストトップ専用の保湿剤も発売されていますので、気になる人はチェックしてみてください。
以上、胸(乳輪周り)脱毛の全知識でした。ワキやスネのムダ毛処理については、友達同士でオープンに話せても、胸のムダ毛処理については、恥ずかしくてなかなか相談できないという人も少なくありません。
しかし、胸や乳輪周りに毛が生えていることは決して珍しいことではないので、悩む必要はありません。ただし、肌がデリケートな部分なので、処理するときには、できるだけ肌に優しい方法を選んでください。
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