鼻毛脱毛が危険な理由|ブラジリアンワックス&鼻毛脱毛リスク回避法
ネット上で公開されている鼻毛脱毛に関する記事を読むと「鼻毛脱毛は危険!」と記されていることが多いです。ここでは、鼻毛脱毛は本当に危険なのかや、なぜ危険と言われているのか、自宅で安全に鼻毛ワックスを行う方法など、鼻毛脱毛や鼻毛ワックスについて詳しく説明します。
目次
鼻毛脱毛は危険だがリスクを回避し、脱毛することも可能
結論から言うと、鼻毛脱毛が危険を伴うというのは事実です。
しかし、危険と言われている理由ははっきりしているので、リスクを回避して安全に鼻毛脱毛をすることも可能です。
鼻毛には3つの重要な役割があるので、全て処理するのはNG
一般的に「ムダ毛」と呼ばれるワキや手足に生える毛には、寒さや衝撃から体を守る役割があると言われています。しかし、洋服を着て、空調の整備された空間で過ごしている現代では、これらの役割は必要ないので、全て処理してしまっても問題ありません。
ところが、「ムダ毛」と呼ばれることのない鼻毛には、今でも機能している大切な役割があります。
鼻毛の役割
- 外部の菌やほこりを通さないためのフィルターの役割
- 鼻腔内(鼻の中)の温度や湿度を保つ役割
- においを感じる役割
※鼻毛の中には嗅毛(きゅうもう)と呼ばれる毛があり、嗅毛で感じたにおいが電気信号となって脳に伝わることで、においを感じることができます。
鼻毛を全て抜いてしまうと、これらの機能が失われてしまい、健康に支障をきたす恐れがあります。鼻毛を処理をするときには、入口から1センチ程度に留めておいてください。
鼻の中は確認しづらい上に、とてもデリケート
鼻の中は暗く狭いので、皮膚や毛の状態を確認しづらいです。また、鼻の中の皮膚はとてもデリケートなので、少しの刺激でも炎症を起こす可能性があります。
特に、鼻の入口から1~1.5センチのところには、キーゼルバッハ部位という静脈が集まった部分があり、この部分の血管はほとんど保護されていないので、少し傷つけただけで、すぐに出血してしまいます。
このように、鼻の中は確認しづらい上、皮膚がデリケートなので、脱毛をするには高度な技術が必要です。
信頼できるサロン・クリニックで鼻の入口付近のみの脱毛ならOK
鼻毛脱毛が危険、と言われる理由は、「鼻毛には重要な役割があるので全て処理すると健康に支障をきたす恐れがあること」、「鼻の中は確認しづらく、皮膚がデリケートなこと」の2点です。つまり、
- 処理をするのは入口から1センチ程度までに留める
- 技術力があり信頼できるサロン・クリニックを選ぶ
という2点に気をつければ、安全に鼻毛脱毛を行うことができます。
サロン・クリニックでの鼻毛脱毛
サロンでのワックス脱毛
ワックス脱毛サロンの中には「鼻毛ワックス」を取り扱うところもあります。
ワックス脱毛なので、あくまでも一時的な処理ですが、1~2カ月はきれいな状態が保てると言われています。
手順としては、アイスの棒のようなもの(木製のスパチュラ)にワックスをつけ、それを鼻の中に入れ、2分ほど乾くのを待ち、一気に引き抜くだけです。これを鼻の中がきれいになるまで、2~3回繰り返し行います。
サロンによって、ベッドに寝転んだ状態で行うところもあれば、座ったままの状態で行うところもありますが、一瞬のことなので、あまり痛くなかったと感じる人が多いです。
所要時間は15分程度、料金は1回当たり2000~5000円くらいが相場です。
サロンでの鼻毛ワックスの様子について、さらに詳しく知りたい人は、脱毛の学校メンバーによる体験記、鼻毛ワックス脱毛を体験しました!を読んでみてください。
ブラジリアンワックスとワックス脱毛ってどう違うの?
ワックスを使って脱毛することを、ブラジリアンワックスという場合と、ワックス脱毛という場合があるけど、この2つがどう違うのか知っているかな?
なんて聞いてみたけど、実はブラジリアンワックスもワックス脱毛も全く同じ!
ブラジリアンワックスというのは、本来、アンダーヘアのワックス処理を指す言葉ですが、最近ではワックス脱毛自体をブラジリアンワックスと言う人が増え、この2つの言葉は全く同じ意味で使われるようになってきています。
どちらも同じなので、「どちらにしようかな?」なんて悩む必要はないよ!
サロンでの光脱毛
全国的に見ても、光脱毛で鼻毛を処理できるサロンは非常に少ないですが、ごく一部、独自の脱毛器を使用し、鼻毛脱毛を行っているところもあります。
処理をするときには、脱毛器を鼻の中に入れるのではなく、片方の鼻をつまんだり、上に持ち上げたりしながら、外から見える部分のみをきれいに脱毛してくれます。
クリニックでの医療レーザー脱毛
クリニックでの医療レーザー脱毛でも、鼻毛脱毛が行えるところは少ないです。しかし、東京・大阪・名古屋などの大都市では、鼻毛脱毛を行っているクリニックが数軒確認できました。
クリニックでの施術は、最初のカウンセリングや診察は医師が行い、実際の照射は看護師が行うというところが多いです。
しかし、鼻毛脱毛の場合、皮膚がデリケートで照射のパワーの調整が難しい上、照射時にレーザーが目の方に向くなどの危険があるため、この部分だけは医師が照射をするというクリニックもあります。
照射する人が医師であっても、看護師であっても、高い技術が必要なことには変わりません。どんな風に施術をしてもらえるのかをしっかり質問し、信頼できると思ったクリニックで施術を受けてください。
自宅での鼻毛脱毛
鼻毛ワックス脱毛の手順
用意するもの
- 鼻毛用のワックス
- スパチュラ(鼻毛ワックスを購入するとスパチュラも付属していることが多い)
- 綿棒
- ティッシュペーパー
- ベビーオイルやオリーブオイルなど肌を保護するオイル
- 軟膏など肌を保護するもの
手順
ここでは、一般的な鼻毛ワックスの使用方法について説明します。ただし、製品によって使い方が若干異なるので、使用前に必ず取扱説明書を読んでください。
- 説明書をよく読む
注意:鼻の中の皮膚はとてもデリケートなので、必ず取扱説明書を読み、使用上の注意を守ること - ワックスを温める
注意:電子レンジで温めるタイプの製品の場合、取扱説明書で温める時間と電子レンジのワット数を確認すること。温め過ぎはやけどの原因になる - ワックスを温めている間に、鼻の中の水気をティッシュペーパーで拭き取り、綿棒を使ってベビーオイルやオリーブオイルなど肌を保護するものを塗っておく
- ワックスが温め終わったら、水飴のようにくるくると回して、ワックスが固まるまで待つ
ポイント:スパチュラにワックスをつけ、ワックスが垂れずに鼻の中に入る程度の大きさまで丸めることができればOK - 鼻の入口から5ミリ程度のところを目安にスパチュラを入れる
ポイント:1センチ程度まで入れても良いとされている製品もあるが、人によっては入口から1センチの部分にキーゼルバッハ部位があるので、自分で行う場合は5ミリ程度を目安にした方が安全 - 取扱説明書で指定されている時間(通常1~3分)放置し、ワックスが固まったら、鼻の付根を押さえて一気に引き抜く
- 水につけ、硬く絞ったティッシュペーパーなどで鼻の中をきれいに拭き取り、軟膏などを塗って皮膚を保護する
ポイント:取扱説明書ではアフターケアまで指示していることは少ないが、最後に鼻を清潔にし、軟膏などを塗って保護することで、肌トラブルが起こりにくくなる
自宅での鼻毛ワックスは慎重に
繰り返しになりますが、鼻の中の皮膚はとてもデリケートなので、自分でワックス脱毛を行うときは、まず取扱説明書をしっかりと読み、慎重に行ってください。
ワックス脱毛経験者に話を聞くと、最初のうちは、なかなかうまくワックスが剥がせなかったり、ワックスが剥がせても、毛が抜けていなかったりといった失敗が多く、何度か行ってコツを掴むまでは、きれいに処理できない人も多いです。
不器用な人やうまくできるか不安な人は、無理して自分で行うより、サロンで行うことをおすすめします。
以上、鼻毛脱毛が危険な理由|ブラジリアンワックス&鼻毛脱毛リスク回避法、でした。
サロンやクリニックで鼻毛脱毛を行うときは、技術力があり信頼できるところを選び、入口から1センチ以内の処理に留めることで、安心して鼻毛脱毛を行うことができます。
また、自宅で鼻毛ワックスを行うときは、必ず取扱説明書をよく読み、ワックスの温度や放置する時間を守って、慎重に行いましょう。
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