顔脱毛の効果と回数【 医療VS光脱毛 】|メリット・デメリットも解説

ここでは、サロンでの光脱毛やクリニックでの医療レーザー脱毛に特化した、顔脱毛の効果やメリット・デメリット、効果が出るまでの目安となる回数について詳しく説明します。

光脱毛や医療レーザー脱毛での顔脱毛 メリット・デメリット

ますはサロンでの光脱毛や、クリニックでの医療レーザー脱毛で顔脱毛を行うメリット・デメリットから見ていきましょう。

メリット

リスクを伴う自己処理の回数を減らすことができ、手間が省ける

光脱毛や医療レーザー脱毛で脱毛を行う一番のメリットは、リスクを伴う自己処理の回数を抑えられることです。

特に口周りは「女性の口周りに少しでも産毛が生えていると気になってしまう」という男性が多いことからも、しっかりと処理をしておきたい部分ですが、頻繁に処理をすると、色素沈着などの肌トラブルを起こす可能性が高まります。

光脱毛や医療レーザー脱毛を行えば、こうしたリスクを伴う自己処理の回数を減らすことができ、最終的にほぼ自己処理が必要のない状態にすることが可能です。これまで自己処理に使っていた時間も有効に使うことができます。

女性の口周りのムダ毛についての男性意見が気になる人は、女性のヒゲについての男性意見を読んでみてください。

また、現在すでに色素沈着を起こし困っている人は、脱毛による色素沈着の原因および治療・予防法など全知識を読んでみてください。

肌がワントーン明るくなる

どんなに細い産毛であっても、毛には必ず色素があります。つまり産毛が生えているということは、本来の肌の上に産毛の膜がかかっているようなものです。この産毛を処理することで、多くの人が本来の肌の色が引き立ち、肌がワントーン明るくなったと感じています。

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シェービングでも同じような効果を得ることができますが、光脱毛や医療レーザー脱毛であれば、毛穴から毛がなくなるので、より高い効果が期待できます。

毛穴が引き締まり、肌のきめが細かくなる

毛穴から毛が生えているということは、常に毛穴が産毛の生えている分だけ開いているということです。光脱毛や医療レーザー脱毛で脱毛をすると、半永久的に毛が生えにくくなり、産毛が生えていた分、毛穴が引き締まって肌のきめが整います。

肌のきめとは?

肌の表面をよく見ると、皮溝(ひこう)と呼ばれる細かい溝があります。そしてこの溝に囲まれて小さな丘のようになっている、四角やひし形の部分を皮丘(ひきゅう)と言います。

一般に言う「肌のきめが整っている状態」というのは、皮溝が細かく浅く、そして皮丘の高さが均一に揃っている状態を指します。

毛穴は通常、皮溝が交差するところにできるので、毛穴が引き締まれば、自然とその分、皮溝が細かくなり、肌のきめが整います。

化粧浮きを防止でき、化粧崩れもしにくくなる

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顔の産毛がなくなると、その分ファンデーションの密着率が上がり、化粧崩れしにくくなります。また、化粧をした後に汗をかいても、化粧が産毛に留まらずに流れ落ちるので、化粧が浮き上がってしまうのを防止できます。

ただし、産毛がなくなることで汗が流れ落ちやすくなるので、汗をこまめにハンカチで押さえ、吸い取るようにしましょう。タオルハンカチよりも、綿100%の薄手のハンカチを使用する方が化粧崩れを防止できます。

汗が流れていくからと言ってハンカチで汗を追いかけると、さらに化粧が崩れてしまうので注意してください。

ニキビなどの肌トラブルが少なくなる場合もある

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産毛があると洗顔をしても産毛が邪魔をして、汚れが落ち切らないことがあります。

産毛がなくなるとその分、洗顔時に汚れが落としやすくなるだけでなく、にきびや吹き出物の原因となる、ほこりや皮脂、ばい菌が産毛につき、留まることがなくなるので、にきびや吹き出物などの肌トラブルが少なくなったと感じる人も少なくありません。

また、産毛がなくなることで、化粧水や乳液が行き渡りやすくなり、浸透率がアップしたと感じる人もいます。これまで通りのケアを行っていても、より高い効果を感じられる可能性があり、これもまた肌トラブルの軽減につながります。

デメリット

紫外線の影響を受けやすくなる

顔の産毛には、肌を紫外線から守るという役割があります。化粧をする習慣のなかった時代は、産毛によって紫外線の影響を和らげていました。

しかし、現代では日焼け止めなどの化粧品で紫外線を予防できるので、顔の産毛を全て処理しても問題ありません。ただし、産毛がなくなった分、紫外線の影響を受けやすくなるので、外出の際には必ず紫外線対策を行ってください。

効果が出るのに時間がかかる場合がある

サロンでの光脱毛もクリニックでの医療レーザー脱毛も一般的にメラニン色素と呼ばれる毛の黒い色素に反応する光を照射し、毛根にダメージを与えることで脱毛・減毛していくので、色素の薄い産毛の場合、効果が出るまでに時間のかかる人もいます。

光脱毛の場合、最初に1~2回は全く効果を感じなかったという人も多いです。医療レーザー脱毛の場合、1回目から効果を感じる人もいますが、多くの人が効果を感じるのは、2回目以降です。

かなり低い確率だが、火傷などの肌トラブルを起こすこともある

光脱毛であっても、医療レーザー脱毛であっても100%安全ということはありません。かなり低い確率ではありますが、火傷などの深刻な肌トラブルを起こしている人もいます。

ただし、こうしたトラブルの原因の多くは、脱毛器のパワーを強く設定し過ぎていたり、肌が日焼けしているのに照射を行ったり、ジェルを使用するタイプの機械でジェルの塗りムラがあったり、といった人為的ミスによるものです。

経験豊富なスタッフがいるサロン・クリニックを選ぶことで、こうしたトラブルはほぼ回避することができます。

ごくまれに硬毛化・多毛化することがある

光脱毛でも医療レーザー脱毛でも、産毛に照射するとごくまれに硬毛化(毛が硬くなること)・多毛化(毛が増えること)する可能性があります。残念ながら、現在のところ硬毛化・多毛化の原因ははっきりしていないので、完全に防ぐことは不可能です。

ある大手クリニックでは、約10%の人が硬毛化・多毛化したというデータを発表しており、クリニックによっては、硬毛化・多毛化に特化した保証制度を用意しているところもあります。

光脱毛の場合、医療レーザー脱毛より照射のパワーが弱い分、硬毛化・多毛化のリスクも低いと考えられており、この件に関するデータも少ないのですが、とあるサロンでは約0.3%の人が硬毛化・多毛化したと公表していました。

とても低い確率ですので、過度に心配する必要はありません。

また、経験豊富なスタッフであれば、肌や毛の状態からある程度、硬毛化・多毛化のリスクを予測することができますので、気になる人はまずスタッフに相談してみてください。

顔脱毛の回数について

顔脱毛は他の部位より効果を感じるまでに時間がかかる

一般的な脱毛器は産毛に反応しにくい

前述の通り、一般的な脱毛器はメラニン色素という毛の黒い色素に反応する光を使用しているので、色素の薄い産毛の場合、他の部位よりも効果が出るまでに時間がかかる場合が多いです。

最近では、この従来の方式ではなく、毛根と表皮の間にあるバルジ領域という部分にダメージを与えることで脱毛するバルジ式脱毛や、毛が生える前の段階の毛包に刺激を与えて脱毛するSHR方式と呼ばれる脱毛方式を採用するサロン・クリニックもあります。

どの方式が適しているかは人により異なるので、何度照射しても効果が感じられないという場合は、別の方式で脱毛を行うサロン・クリニックを訪ねてみるのもおすすめです。

脱毛器のパワーの設定が難しい

顔は常に露出しているので、紫外線の影響を受けやすい上、肌がデリケートな部分です。火傷などの深刻な肌トラブルを避けるためにも、初回はどうしても弱めのパワーで開始する場合が多く、これも1回目から効果を感じる人が少ない原因のひとつです。

産毛にはダメージを与え、肌には炎症などのトラブルが起こらないようにパワーを設定するのは難しいと言われていますが、経験豊富なスタッフであれば、これまでの事例を参考に肌に最適なパワーで照射してくれます。

少ない回数で最大限の効果を得るには、顔脱毛の経験豊富なスタッフのいるサロン・クリニックを選ぶことも重要です。

他の部位よりも毛周期が短く、脱毛してもすぐに次の毛が生えてきてしまう

体に生えている毛には全て、毛周期という生え変わりのサイクルがあります。毛周期には個人差があり、部位によって異なりますが、一般的に顔は他の部位よりも毛周期が短いと言われています。

サロン・クリニックに通う頻度は通常、2~3カ月に1回が目安と言われているので、他の部位と一緒に顔脱毛を行う場合は、このペースで来店することを勧められます。

しかし、顔の産毛は他の部位よりも毛周期が短いので、他の部位にはまだ毛が生えていないのに、顔だけ先に毛が生えてきてしまう可能性が高いです。

光脱毛や医療レーザー脱毛の場合、照射後、1~3週間すると一度毛が全て抜け落ちます。そして、再び毛が生えそろったときが、次の照射のベストタイミングです。

顔脱毛の場合、1~2カ月で次の照射のベストタイミングを迎える人が多いので、少しでも早く終わらせたい人は、サロン・クリニックのスタッフと相談し、照射のタイミングを調整しましょう。

毛周期についてさらに詳しく知りたい人は、毛周期とは?|ムダ毛が生え変わるサイクルとベストな脱毛間隔を読んでみてください。

光脱毛での顔脱毛 回数の目安

光脱毛での顔脱毛の回数の目安は次の通りです。

  • 3回前後 効果を実感
  • 6回前後 自己処理が楽になる
  • 12回以上 自己処理がほぼ必要なくなる

繰り返しになりますが、多くの人が効果を実感するのは3回目以降です。ただし、もともと産毛が薄い人の中には、6回以上照射しても全く効果を感じなかったと答えている人もいます。

あらかじめ自分の場合、どれくらいで効果が出るのかの目安を確認し、その回数を終えても効果を感じなかったときには再度スタッフに相談してみてください。

医療レーザー脱毛での顔脱毛 回数の目安

医療レーザー脱毛での顔脱毛の回数の目安は次の通りです。

  • 1~3回 効果を実感
  • 3~5回 自己処理が楽になる
  • 4~6回 自己処理がほぼ必要なくなる

医療レーザー脱毛の場合、1回目から効果を感じている人もいます。ただし、医療レーザー脱毛であっても6回以上照射したのに、効果を実感できなかったという人もいます。

効果の出方には個人差があるので、3回照射した後も効果を感じなかった場合は医師に相談しましょう。

医療レーザー脱毛の場合、脱毛器の種類も重要

医療レーザー脱毛器にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。クリニックでは数種類の脱毛器を所有していることが多く、その人の肌や毛の状態に合わせて最適の脱毛器を選んで照射してくれます。

産毛を処理する場合、ヤグレーザーという種類の脱毛器を使用することが多いです。ヤグレーザーは他の脱毛器よりもレーザーの波長が長く、深い毛根にまでダメージを与えやすいのが特徴で、硬毛化・多毛化のリスクも少ないと言われています。

クリニックの公式サイトなどでは、どの機器を使用してるか紹介されていることが多いので、硬毛化・多毛化が特に心配な人は、まずヤグレーザーのあるクリニックのカウンセリングを受けてみてください。

その他、医療レーザー脱毛機器について、より詳しく知りたい人は、医療レーザー脱毛の機器の種類を読んでみてください。

以上、顔脱毛の効果と回数【 医療VS光脱毛 】|メリット・デメリットも解説、でした。光脱毛や医療レーザー脱毛での顔脱毛には、たくさんのメリットがありますが、効果の出方は人それぞれです。

まずはカウンセリングで、自分の場合、どれくらいで効果が出るのかを相談してみましょう。

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