顔用の除毛クリームってあるの?痛くない?おすすめの商品を教えて
1分で分かる!
顔用に使える除毛クリームはほとんどない
元々の毛が太くしっかりしているので、毛の成長を抑えるまでダメージを与えるには、一般の人よりも多回数の照射が必要です。その分、脱毛にかかる費用がかさみ、脱毛期間も長くなる傾向にあります。
ヴィートやエピラットなど、ドラッグストアなどで広く販売されている除毛クリームの説明書には「顔には使用できない」と明記されています。
一部、ネット通販などで「顔にも使用可能」として販売している除毛クリーム(例:GiGi Hair Removal Cream、SURGI)もありますが、どれも外国製で日本人の肌質や毛質に合うか不明です。
また、輸入品のため使用方法なども全て英語で記載されており、正しく使用するのが難しいのでおすすめできません。
ボディ用のクリームを顔に使用するのはNG
顔は体よりも肌がデリケートです。そのため、ボディ用のクリームを使用すると刺激が強過ぎて、肌トラブルを起こす可能性が高いです。
また、洗い流すときなどに目に入ってしまうと、失明する可能性もあります。
使用後のしばらく顔がヒリヒリするなど後悔の体験談が多い
こうした危険があるにも関わらず、ボディ用の除毛クリームを顔に使用してしまった人もいます。体験談を読むと、塗った後すぐに肌がピリピリしたり、洗い流した後も長時間、痛みを感じたという人がたくさんいます。
また、多くの人が「痛みと肌へのダメージを考えると、二度と顔には使いたくない」と書いています。
顔の産毛の処理は電気シェーバーやワックスシートで
顔の産毛の処理は、電気シェーバーで行うのがおすすめです。刃が直接肌に触れない構造になっているので、誰でも安全に使用することができます。
また、電気シェーバーの処理でチクチク感が気になる場合は、産毛を根こそぎ処理するワックスシートがおすすめです。ただし、ワックスシートでの処理にはコツが必要なので、まずは足で練習してから顔に使用しましょう。
「安心して使える顔用の除毛クリームがないことは分かったけど、目に入らないように気をつけて使えば結局大丈夫なんじゃないの?」なんて思っていませんか?
下の記事では、危険な理由や実際に使用して後悔した人の体験談について、さらに詳しく説明しています。「大丈夫でしょ?」と思っている人は、ぜひ続きも読んでみてください。
目次
顔に安心して使用できる除毛クリームはない!
ボディ用の除毛クリームを顔に使用するのは絶対にNG
1分で分かる!Aでも説明した通り、安心して使用できる顔用の除毛クリームは販売されていません。だからといって、ボディ用の除毛クリームを顔に使用するのは厳禁です。
ボディ用クリームの使用が危険な理由
ボディ用クリームを顔に使用すると肌が溶けてしまうことも!
除毛クリームには、毛を取り除くために有効なチオグリコール酸カルシウムという薬剤が含まれています。
チオグリコール酸カルシウムには、タンパク質を分解する性質があります。毛の主成分はタンパク質のため、この薬剤を含んだクリームを塗ることで、毛が分解され溶けたようになり、除毛ができるという仕組みです。
実は毛だけではなく肌もタンパク質からできています。とはいえ、指定された部位にだけ使用する場合には、毛のみを分解するので、肌に大きな影響を与えることはありません。
しかし、顔は体よりも肌表面の角質層が薄いため、よりデリケートで刺激を受けやすいです。ボディ用除毛クリームを顔に塗ると、肌の表面のタンパク質まで分解してしまい、肌トラブルを起こす可能性が高くなります。
洗い流すときに目に入ると、最悪の場合失明する
除毛クリームを顔に使用すると、水で洗い流すときにクリームが目に入ってしまう可能性があります。
公益社団法人・日本中毒情報センターでは、除毛剤として使用されているチオグリコール酸が目に入ると、結膜刺激やアレルギー性皮膚炎などの症状が出ると注意を呼びかけています。
また、一部の除毛クリームには、アルカリ剤も使用されています。このアルカリ剤が目に入ると、結膜・角膜炎、角膜混濁、視力障害などが起こり、最悪の場合失明することもあるとのことです。除毛クリームを顔に使用するのは絶対にやめましょう。
もしも除毛クリームが目に入ってしまったら…
除毛クリームを使用中に、もしもクリームが目に入ってしまったら、絶対にこすらず、水圧の弱い流水で10分以上洗浄しましょう。
目に入った量が少量でも、洗浄後必ず眼科を受診してください。また、受診の際には、配合されている成分が分かるよう除毛クリームの容器を持参しましょう。
実際に使用してしまった人の後悔体験談まとめ
このように、ボディ用の除毛クリームを顔に使用するのは大変危険です。にも関わらず、ネット上には「ボディ用の除毛クリームを顔に使用してみた」という体験談や口コミがたくさん掲載されています。
実際に使用したらどうなるのか?男・女それぞれの体験談をひとつずつピックアックしました。
口周りの産毛に使用したらすごく痛かった
エピラットの普通肌用クリームを口周りに使用してみました。クリームを塗ってしばらくすると、すごく痛くなってきたのですが、我慢して3分ほど待ってからクリームを洗い流しました。産毛はきれいになくなったのですが、お風呂から上がった後も痛みが収まらず、化粧水もしみるように感じました。顔には絶対使用しない方がいいです。(15歳・女性)
使用後2時間くらいずっとヒリヒリした
顔用ではないと分かっていたのですが、どうしてもヒゲを除毛クリームで処理したいと思い、ヴィート ナチュラルズ バスタイム除毛クリームを顔に使用してみました。クリームを塗った瞬間から、洗い流した後も2時間くらいずっとヒリヒリしました。
しかも、しっかりとしたヒゲはそんなにきれいに除毛できず「二度とやるまい!」と思いました。(男性)
このように、実際に使用した人は肌に異常を感じて、とても後悔しています。ボディ用の除毛クリームを顔に使用するのは絶対にやめましょう。
顔の産毛は電気シェーバーでの処理がおすすめ
顔の産毛を自己処理したいなら、肌に優しい顔用電気シェーバーでの処理がおすすめです。
顔用電気シェーバーでの正しい処理方法
用意するもの
- 顔用電気シェーバー
- シェービングフォームや乳液、ワセリンなど肌の滑りをよくするもの
(一部、シェービングフォームが使用できない製品もあるので取扱説明書を確認すること) - 普段使用している基礎化粧品
- ヘアバンドやヘアピンなど髪をまとめるもの
- ティッシュペーパー
手順
- 洗顔をした後、普段通りのスキンケアを行う
- 処理しやすいようにヘアバンドやヘアピンを使って、髪の毛をまとめた後、蒸しタオルで肌や毛を温めて毛を柔らかくする
- 処理する部分に乳液やワセリン、シェービングフォームなど肌の滑りを良くするものを塗る
- 下図の矢印の通り、ムダ毛の流れに沿って、シェーバーをゆっくりと動かす
- シェービングが終わったら、濡らしたコットンで優しく顔を拭き、水やぬるま湯で洗顔する
- 最後に普段通りのスキンケアを行う
それぞれの手順のより詳しい説明は、顔の産毛の正しい自己処理方法に掲載しています。
さらに短く処理したい人には顔用ワックスシートがおすすめ
電気シェーバーでの処理よりも、さらに短く処理をして肌触りを良くしたい人は、顔用ワックスシートでの処理がおすすめです。
ヴィートの「顔用ワックスシート 敏感肌用」は、顔専用で保湿成分も配合されており、価格も700円程度と手頃なことから、特に人気が高いです。ドラッグストアの他、Amazonや楽天などの通販サイトでも販売しているので、比較的簡単に入手できます。
顔用ワックスシートでの正しい処理方法
用意するもの
- 顔用ワックスシート
- 普段使用している基礎化粧品
- ヘアバンドやヘアピンなど髪をまとめるもの
手順
- 使用前に取扱説明書をよく読む
- 洗顔を行い、いつも通りのスキンケアを行った後、ヘアバンドやヘアピンなどで髪をまとめる
- シートを手でこすって温める
- 2枚1組になっているシートをゆっくりと剥がし、2枚に分ける
- 1枚のシートを脱毛したい部分の毛の流れに沿ってしっかりと貼り、肌になじませる
- 片手で肌を押さえながら、毛の流れとは逆の方へ向けてシートを一気に剥がす
- 付属の拭き取りシートやベビーオイルを染み込ませた脱脂綿で、優しく拭き取りを行う
使用上の注意
除毛・脱毛後、カミソリ使用後、また日焼けの後は、肌がデリケートになっているため、3日(72時間)以上おいてから使用してください。
顔用ワックスシートが使用できない人
- 日焼けで肌が傷んでいる場合
- 傷、はれもの、湿疹、ヘルペス、その他炎症がある部分への使用
- これまでに、脱毛製品で肌が荒れたり、かぶれたりした経験のある人
- 高齢の人、静脈瘤、糖尿病、経口レチノイドを服用している人
- 絆創膏にかぶれやすい人
- 肌への物理的刺激に弱い人
ワックスシートが初めての人は、まず足で練習を
ワックスシートでの脱毛が初めての人が、いきなり顔に使用するのはおすすめできません。まずは、両手が自由に使えて目視しやすい足で練習してみるのがおすすめです。
貼り方や剥がし方のコツを掴み、足できれいに脱毛できるようになってから、顔に使用してみましょう。
以上、「顔用の除毛クリームってあるの?痛くない?おすすめの商品を教えて」に対する回答でした。顔に安全に使用できる除毛クリームは、今のところありません。顔の産毛処理には、顔用の電気シェーバーやワックスシートがおすすめです。
ボディ用除毛クリームを顔に使うと肌トラブルを起こしやすく、最悪の場合失明してしまう可能性もあり大変危険なので、絶対にやめましょう。
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