全身脱毛の事前準備は?自己処理する?気をつけること&当日の持ち物
全身脱毛を行う際、前日までに準備しておくことをまとめました。特に難しいことはありませんが、きちんと準備しておかないと、当日サロン・クリニックを訪れてから「この状態では脱毛できません」と言われてしまうことがあります。
安心して照射を受けるためにも、事前準備についてしっかり確認しておきましょう。
前日までに準備しておくこと
2日前を目安にムダ毛を剃る
脱毛を行う際に、最も大切な準備が事前のシェービングです。照射する部分のムダ毛を全て剃っておきましょう。このとき、毛抜きやワックスなどで、毛を毛根から抜いてしまうと、照射の効果が得られないので、必ず電気シェーバーかカミソリで処理してください。
サロン・クリニックによっては、サービスで照射前にシェービングを行ってくれることもあります。しかし、シェービングで負担をかけた直後の肌に照射するより、2日前に自分でシェービングし、一度肌を落ち着けてから照射を行う方が、より肌に優しいです。
初回カウンセリングで、VIOや背中、うなじ、襟足など自分で処理しにくい部分は当日サロン・クリニックでシェービングしてくれるのかや、VIOラインはどこまで処理をしていくのかなどを確認しておきましょう。
最終的にVIOラインの毛を残す場合も、最初の1~2回は全体の毛を薄くするため、全面に照射することがあります。
事前シェービングは肌に優しい電気シェーバーがおすすめ
全身脱毛前の事前シェービングは、肌に優しい電気シェーバーで行うのがおすすめです。カミソリでの処理は肌への負担が大きく、また、誤って肌を傷つけてしまうとその部分の照射ができなくなります。
刃にガードが付いた電気シェーバーであれば、肌に直接刃が当たることがないので、安心です。
有名メーカーの人気機種でも2000~3000円で購入することができますので、電気シェーバーを持っていない人は、これを機に購入を検討してください。
電気シェーバーの選び方や処理の手順など、さらに詳しく知りたい方は、電気シェーバーによるムダ毛処理 |メリット・デメリットと正しい使い方を読んでみてください。
また、VIOゾーンの事前処理については、
- Vライン→Vラインの正しい自己処理方法|長さや形の整え方、チクチク対策も
- Iライン→専門家が教えるIラインの上手な自己処理方法。イラストで分かりやすい!
- Oライン→自宅でできるOラインの正しい自己処理方法|イラスト付きで解説
で、詳しく解説しています。
剃り残しをなくすため2回以上チェックする
サロン・クリニックによっては、剃り残しがある場合、その部分を照射してもらえなかったり、追加でシェービング代が必要になったりすることがあります。剃り残しのチェックは2回以上行うのがおすすめです。
- 2日前
全身のシェービングを行いましょう。全身の毛をきれいに、丁寧に剃るには30分以上の時間が必要です。焦って処理をすると、剃り残しが多くなってしまう可能性が高いので、脱毛の2日前に全身のムダ毛を処理する時間を確保しておいてください。
処理が終わった後、部屋の明かりの近くで剃り残しがないかチェックしましょう。ワキなど影になってしまう部分はスマートフォンのライトなどを使い、光を当てながらチェックすると分かりやすいです。
- 1日前
前日に処理をした部分を、再度チェックしましょう。光の種類が変わると、今まで見逃していたムダ毛も見つけやすくなります。手足などは昼間に、太陽の光でもチェックするのがおすすめです。
また、剃り残しがあった場合は、その部分にのみシェーバーを当てましょう。他の部分にも剃り残しがあるかも、と心配になり、再度全身にシェーバーを当てると肌に無用な負担をかけてしまいます。
特に剃り残しの多い部分
- 体の背面(ふくらはぎやヒザ、太ももの裏、背中など)
- ワキのくぼみや影になっている部分
- フェイスライン
- 手の指、足の指
剃り残しのチェックをする際は、上記の部分に特に気をつけてください。また、前回剃り残しを指摘された部分があれば、その部分も合わせてチェックしましょう。
当日、サロン・クリニックを訪れる前に時間がある場合は、最終チェックをしておくとより安心です。
前日は睡眠をしっかり取り、体調を整える
体調が優れないときに照射を行うと、痛みを感じやすくなったり、肌トラブルを起こしやすくなったりする可能性が高いです。脱毛前日は早めに布団に入り、しっかり睡眠を取って、体調を整えましょう。
前日にしてはいけないこと
薬の摂取
薬によっては副作用で光に過剰に反応してしまう場合があります。少し風邪気味だからと風邪薬を飲んだり、急に頭痛になって鎮痛剤を飲んだりしても、照射できなくなります。
体調不良の場合は、早めに連絡し予約をキャンセルしましょう。
飲酒や激しい運動やマッサージ、サウナなど体温が上昇する行為
脱毛前に体温が上がると、肌が乾燥しやすくなってしまいます。飲酒、ジムやジョギングなどの激しい運動、マッサージ、サウナ、岩盤浴など体温を上げる行為は避けてください。
1カ月以上前から気をつけること
日焼けをしない
光脱毛も医療レーザー脱毛もメラニン色素という黒い色素に反応する光を用います。日焼けするとムダ毛だけでなく、皮膚にも光が反応し火傷する危険性があるので、照射を行えません。
全身脱毛の予約をしたら、最低でも1カ月以上前から紫外線対策を行い、日焼けに気をつけてください。また、しっかりと日焼けをしている人は3カ月以上肌を休ませてから、脱毛しましょう。
毛抜き・ワックスを使用しない
脱毛の光やレーザーは、毛根に向けて照射するので、毛抜きやワックスなどで毛根から毛を処理している場合、照射をしても効果が得られません。全身脱毛の1カ月以上前には、毛抜きやワックスの使用を中止してください。
常に保湿を心掛ける
皮膚が乾燥していると、乾燥で肌がかたくなってしまい、照射した光が届きにくくなるので、脱毛の効果が出にくくなります。また、照射の熱で肌がさらに乾燥すると、肌トラブルが起こりやすくなります。普段から保湿を心掛けましょう。
脱毛初心者で現在、特に保湿ケアをしていない場合は、まず自分の肌に合う保湿剤を探しましょう。保湿は続けて行うことが大切なので、無理なく続けられる金額のものがおすすめです。
塗布するのに最適なタイミングは入浴後です。入浴後、浴室の中で体を拭く前に保湿剤を塗る習慣をつけましょう。
脱毛後の保湿についてさらに詳しく知りたい人は、脱毛後の保湿を効果的に行う方法を読んでみてください。
薬の使用や予防接種の日を調整する
前項でも説明した通り、薬によっては、光に過剰に反応してしまうことがあるので、服用中は照射ができないこともあります。
例えば、アトピー性皮膚炎や湿疹の治療に使用されるステロイドの場合、内服薬(飲み薬)は1カ月以上、外用薬(塗り薬)は2週間以上前からの使用停止を義務付けているサロン・クリニックもあります。
常用している薬がある人は、脱毛したい旨を医師に伝え、問題がないかや、薬の使用を中断できるかを相談しましょう。
また、予防接種で体調を崩す人もいるため、10日以内に予防接種をしている場合、照射してもらえない可能性もあります。予防接種の予定がある人は、何日前までなら問題ないかを事前に確認してください。
当日の準備と持ち物
サロン・クリニックに行く前は保湿剤を塗らない
脱毛前にはしっかり保湿することが大切です。しかしサロン・クリニックに行く前に保湿剤を塗ってしまうと、保湿剤の成分が邪魔をして、照射の光が毛根までしっかり届かない可能性があります。サロン・クリニックに行く前には保湿剤を塗らないでください。
日焼け止めの使用はサロン・クリニックの指示に従う
照射前の日焼け止めの使用に関しては、保湿剤と同じく、脱毛効果が得られにくくなるので使用しない方が良いという意見もあれば、肌を保護するためにしっかり日焼け止めを塗るべきという意見もあります。
今のところ、どちらが正しいというはっきりとした結論は出ていませんので、当日の日焼け止めの使用については、サロン・クリニックの指示に従ってください。
当日の持ち物
帽子、サングラス、マスクなど紫外線を避けられるもの
肌の状態によっては、照射後も日焼け止めを使用しない方が良いと言われることもあります。帽子や日傘、大判のストールなど、紫外線を避けられるものを用意しましょう。
また、顔脱毛を行った場合、肌の状態によってはしばらく化粧をせずに過ごすよう指示されることもあります。マスクやサングラスを用意していれば、紫外線対策になるだけでなく、化粧をしていない顔をカバーすることもできるのでおすすめです。
普段使用している基礎化粧品や保湿クリーム、日焼け止め
照射後、肌の状態に問題がなければ、普段通り化粧をし、日焼け止めを塗ることができます。日焼け止めや基礎化粧品は、サロン・クリニックでも用意してくれている場合がありますが、脱毛後の肌に初めて使用する化粧品を塗布するのはおすすめできません。
普段から使用している基礎化粧品や保湿クリーム、日焼け止めを持参しましょう。
赤ちゃんのお尻拭き(ウエットティッシュ)
VIOラインには、トイレットペーパーの紙片や汚れが残っている場合があります。
脱毛直前に、肌に優しい赤ちゃんのお尻拭きで拭き取りを行えば、においや汚れを気にせず、安心して照射を受けることができます。
電気シェーバー(顔用でも可)
サロン・クリニックによっては、VIOや背中、襟足など自分で処理しにくい部分のシェービングをスタッフが行ってくれることもあります。この際、衛生上の配慮から電気シェーバーを持参するように指示されることもありますので、事前に確認しておきましょう。
また、「脱毛直前にサロンの大きな鏡で確認したら、剃り残しを発見してしまった!」というときにもサッと処理できて便利です。
当日の服装・髪型
体を締め付けず、肌に優しい素材の服を選ぶ
多くのサロン・クリニックでは、照射時に着用するラップタオルやバスローブを用意しているので、当日の服装について細かく指定されることはありません。
しかし、照射時の着替えを用意していないサロン・クリニックの場合、照射の妨げにならない服を選ばなければなりません。どんな服装が良いのか、しっかり確認しましょう。
例えば、上半身だけを照射する日にワンピースを着ていくと、全て脱がなくてはならないので大変不便です。
特に指示がない場合は、照射後の肌に負担をかけないよう、体を締め付けず、肌に優しい綿やシルクなど天然素材の服・下着を着用してください
ゆったりとしたロングスカートやワイドパンツは足の紫外線対策も兼ねれて便利です。また、脱毛後は体を締め付けない方がよいので、ストッキングを履かないでください。
寝転んだり、うつ伏せになっても崩れにくい髪型がおすすめ
当日の髪型も基本的には自由です。ただ、ロングヘアの場合、髪をまとめておかないと照射の邪魔になってしまいます。また、寝転んだときに頭に刺さってしまうヘアピンや髪留めも取っておいてください。
以上、全身脱毛の前日までに準備すること・気をつけること&当日の持ち物、でした。
全身脱毛を行うのに特に難しい準備はありません。まずは1カ月前から、日焼けや毛抜き・ワックスの使用、保湿、薬の服用に気をつけてください。
そして、ムダ毛の剃り残しなく準備万端でサロン・クリニックに向かえるよう、脱毛の予約をした段階で、2日前の自己処理も予定に入れておくことをおすすめします。
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