MORENAのリピーター&オーナーに独自取材|口コミで評判のサロンを探せ!

独自インタビューで徹底解析!MORENAオーナー・水本沙紀さん

突然ですが、皆さん“シュガーリング”ってご存知ですか? 砂糖・水・レモンなど、食べられる素材だけで作られたシュガーペーストを肌に塗って毛を抜いていく脱毛方法で、古代エジプトが発祥と言われています。

これまで、脱毛の学校でも何度かシュガーリングを行うサロンさんを取材したことがありますが、「シュガーリングとワックス脱毛の違いなど、もっと詳しく聞いてみたいな…」と思っていたところ、なんと日本シュガーリング協会創立者であり、日本初のシュガーリング専門サロン「MORENA」のオーナー・水本沙紀さんからご連絡が。

シュガーリングのことを教えてもらうのに、これ以上の方はいません!ということで、早速アレコレお聞きしてきました。

シュガーペーストを手で操る!短い毛にも対応可能なシュガーリング

―今日はシュガーリングについて、詳しく教えていただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!早速ですが、シュガーリングの一番の特徴って何なんですか?

水本はい、1番の特徴は、シュガー・レモン・水のみで出来たペーストで脱毛するので、水溶性で熱くないところです。 お砂糖が元々持っている天然の力で、お肌をきれいにしっとりさせてくれる素晴らしい脱毛法なんです。

―なるほど。ワックス脱毛の中にも、シュガーペーストを紙で剥がしていく「シュガーワックス」ってありますよね?ワックス脱毛とシュガーリング、違いは…?

水本ややこしいですよね。シュガーワックスとは正確にはワックスではなくシュガーペーストになります。 ワックスは油性、シュガーペーストは水溶性なので、そもそもは全く異なる性質なんですよ。日本でもブラジリアンワックスがブームになったので「剥がす脱毛剤=ワックス」という認識になってしまっていますね。シュガーワックスと呼ばれる製品は松ヤニワックスと同じ紙で剥がす方法のために作られていますね。

―そうなんですね。現在、水本さんはワックスは一切使わずシュガーペーストのみで脱毛を行っているということですが、どのように対応されているんですか?

水本私が行うシュガーリングは、おもにペーストを手でボール状に丸めて、手の動きによって要らないヘアを脱毛していくハンドテクニックのシュガーリングになります。一般的なシュガーペーストよりさらに柔らかいシュガーペーストを使っています。

毛穴の入り口はくぼみになっているのですが、柔らかいシュガーだとくぼみに良く馴染むんですね、だからより根元から引き抜いてくれて短いヘアまでキレイに抜けるし、切れ毛も出来づらいんですよ!

―ハンドテクニックで脱毛していくんですね!ところで、先ほどワックスよりも粘着性が低くベタベタしない、とおっしゃっていましたが、体温でも溶けるということですし、やっぱりベタベタしそうなイメージがあります。

水本ベタベタさせないのが技術者の一番の腕の見せ所です!溶けたキャンディはベタッとしてくるように、柔らかいシュガーペーストはお肌にはくっつきやすいので、絶妙な手の動かし方によってサラッと取っていくことが一番大切なんです。正しいシュガーリングだと、皮膚の上には一切ペーストは残らずサラサラしていて、お肌への負担が少ないんです。 この写真は、お客様のレッグシュガーリングの剥がす瞬間です。

―本当にサラッと取れてますね!乾かしたわけでもないのにすごい!でも確かに、これは扱うのが難しそうです。

水本2枚目のほうで、サラッと取れてベタベタはしていないのが分かります? なのにワックスよりもしっかり脱毛出来ている所が良いんです。

脱毛サービスをはじめた時から感じていた肌に対する思い

―元々、水本さんはワックス脱毛を行っていたんですよね。美容の仕事には最初から興味があったんですか?

水本美容の仕事をしたかったわけではなくて、とにかくブラジリアンカルチャーに興味があったんです。日本とは真逆のブラジルの音楽や大自然などに惹かれていて。ブラジルの可愛いビキニも大好きだったので、それで偶然ブラジリアンワックスを知ったんです。なぜか運命を感じて、最初からこれを職業にしたい!天職だ!とさえ思っていました。

―なにかビビッ!と来たんですね。

水本2008年くらいだったので、都内でも外国人が経営するサロンが2・3軒あるだけで、日本人が気軽に入れるようなサロンが無くて。だからこそやりたいなと早速いろいろ調べたんですが、その頃は今みたいにスクールも協会もプロダクトさえ無かったんですよ。偶然、ブラジルでヘア・ネイル・ワックスのサロンを営む日本人女性が一時帰国した際に開いていた講習会を見つけて、運良く参加することが出来ました。

そこで初めて教えてもらったのが、ブラジルでも伝統的な「Melメウ」と呼ばれる蜂蜜入りのシュガーペーストを、ヘラで塗って紙で剥がすブラジリアン脱毛だったんです。

―シュガーペーストということは、水本さんは、知らず知らずのうちにシュガーリングを行っていたんですね!

水本そうなんです!私のシュガーリングの始まりはそこからなんです。でも、当時はシュガーワックスという名前で教えてもらっていたので、自分もシュガーワックスはワックスの一つだと思っていたんですよ。

その後、日本ワックス脱毛協会直営サロンで色々な種類のプロダクトを使わせてもらって、長いヘアはシュガー、短いヘアはワックスという方法でサービス経験を積んでいきました。その中でサラッと剥がれるシュガーペーストの感触がやっぱりすごくいいな、一番お肌に優しいなと、お客様の状態を見て実感していました。だから「ワックスは使わずにシュガーペーストだけで全身を仕上げることが出来たらいいのにな…」という思いをずっと持っていました。

―なるほどですね。お話をお聞きして思ったのですが、肌への負担についてすごく気を遣われていますよね?

水本この仕事を始めた時から、ヘアだけを一生懸命キレイに抜いてもお肌のコンディションが良くないとまったく意味がないな、と強く感じていて…。続ければ続けるほど、その思いも強くなっていったので、もっとお肌について知りたいと皮膚科学の勉強を独学で始めました。

皮膚科学の教科書で「毛髪というのは表皮の変形物」ということを学んでから、脱毛と言ってもお肌抜きには語れないんだ!ということが私の中のテーマになりました。

―そうだったんですね!脱毛を突き詰めていくと、肌のことも大切になってくるんですね。

願いが叶ったシュガーリングとの出会い。1年費やしワックスから完全移行へ

―そして今まさに、シュガーペーストだけで、という思いを実現されているわけですが、現在の形のシュガーリングには、どのようにして辿りついたんですか?

水本自分がブラジリアンワックスを始めた時にはサロンが全然無かったのに、2013年頃にはすでに周りにたくさんサロンが出来ていたんです。ブラジリアンは大好きなんですけど、どうにか他のサロンと違うアプローチをしたいなあと考えていたんです。そしたらひょんなことからシュガーリングに出会ったんです。

最初は、手で塗っているのでなんだか良く分からなかったんですけど、良く調べると短いヘアもシュガーペーストで仕上げられるかもしれないことが分かってきて、まさにそれまでずっと願ってきたことだったのですごくドキドキして、すぐに勉強を始めました。

―ずっと願い続けてきたからこその出会いですね。その後、シュガーリングの技術はどのようにして習得されたんですか?

水本初めはアメリカの先生に習いました。シュガーペーストを扱うことには慣れていたとはいえ、手で行うシュガーリングはすごく難しかったです。訓練を積み重ねて徐々にワックスから今の形に移行させていったのですが、完全に移行するには約1年かかりました。それまでやってきて自信がついてきていたワックスよりもすぐに上手に出来たわけではなかったんです。

―1年も!ワックス脱毛の技術を持っていても、それだけの時間がかかってしまうんですね。その間、ずっとアメリカの先生に教えてもらっていたんですか?

水本そんなにかかったのはこだわりがある分じっくり温めていたからなんです。ちょうどワックスからシュガーに切り替えているときに、またひょんなことから日本でシュガーリングのことを知るエジプト人の女性と知り合って、家庭に伝わる方法を教えてもらうことが出来たんですね。シュガーリングはすごく奥が深くて、地道に研究を重ねて今の形を作っていきました。

―エジプトといえばシュガーリング発祥の地と伝わるところですよね!アメリカの先生に教えてもらった方法とは違いましたか?

水本はい、それぞれ塗る方向や、シュガーペーストの固さが全く違いました。そこで改めて「シュガーリングには色んな可能性があって、もっと柔軟に結果を出せるものなんだ、すごく奥が深いぞ!」と魅力を感じたんです。

自分で磨いてきたテクニック、アメリカの先生の方法、エジプト人女性の方法、全てを合わせて日本人の状態や気候に合うようなメソッドに変えてシュガーリングガイドブックという本も作りました。

―そうして技術を身に付けた後、日本で行うとなると、まずはシュガーリングを知ってもらうところから始めることになりますよね。これもなかなか大変だったのでは?

水本そうなんです。だれも歩いたことがない道を歩くので、あまりにも大きなチャレンジだなと最初は思いましたよ。

なぜならブラジリアンワックスがかなり有名になっていたので、技術者もお客様もどうしても「ブラジリアン脱毛=ワックス」という固定概念が出来上がっているんですよね。何度も何度もシュガーリングはいかにワックスではないかをお客様にご説明しても次回には、「ワックスの予約をお願いします。」と言われてしまいますもん(笑)。ですがめげずに「シュガーリングはワックスではない」と発信し続けてきて、2018年はやっと手応えを感じ始めています。

大変ですが、シュガーリングが大好きで仕方ないので苦労とは思わないですね、愛ですね。

―なるほど。愛のパワーは絶大です!(笑)

正しいシュガーリングの基盤を築き広めたい。日本シュガーリング協会を設立

―では、日本シュガーリング協会を設立されたのも、シュガーリングを広めたいという思いからでしょうか?

水本広めたいというより、まずは日本でシュガーリングのきちんとした知識や技能の基盤を築くためです。 お話したとおり、シュガーリストがちゃんと知識を持って正しく提供できないと、良い結果が出せないのがシュガーリングですので、ただ単に勢いで広がるのではなく、正しいシュガーリングが広まってほしい、という思いが一番強いです。

協会にする必要があったのは、私一人でなくて同じようにシュガーリングを愛する人たちと協力して、一緒に活動したいと思ったからです。

―なるほど。せっかくシュガーリングに興味を持ってもらったのに「キレイにならなかった!」なんて思われてたら、もったいないですもんね。

水本本当に、まさにおっしゃる通りなんです!シュガーリングの良さをちゃんと知ってもらいたいなという一心ですね。

安全なシュガーリングによって人に喜んでもらえるように…そんな風に同じ気持ちを持ったシュガーリストの皆とブラジリアンワックスとは違った感性で、新しくて、LOHAS なシュガーリングの世界を創って行くことが目標です。

こちらは、全身のどんな状態にもシュガーペーストのみで、長いヘアをハサミなどを使ってトリムしないで、しっかりと対応できるシュガーリストの証として協会が発行している認定マークになります。

まだまだ日本ではシュガーリングが知られていませんので、今後一般の方が「正しいシュガ ーリングを提供できる技術者」に出会うための目印にしていただけるように、皆で学び続けています。

キラキラきれいな手作りシュガーペースト!オーナーの技術は妊婦さんのデリケートな肌にも◎

―ところで、水本さんはシュガーペーストを手作りされているんですよね?最初に使用していたブラジルのシュガーペーストとはどう違うんでしょうか?

水本毛穴のくぼみにフィットしやすいようより柔らかく、だけどお肌からはサラッと除去できるテクスチャーにこだわっています。糖の種類によっても粘着性が変わってくるんですよ。あと、季節によって配合を変えて、固さやキラキラしてキレイな色になるように調整しています。独立してMORENAをオープンした2012年から作り続けています。

微妙~な配合の違いでお肌への優しさが大きく変わってくるので、実際に現場で使用しては反省点を改善するということを何度も何度も繰り返しました。5年以上かけてやっとベストなオリジナルレシピを作ることができました。

―ベストなレシピができても、季節ごとで調整が必要というのは、100%天然だからこその繊細さですね。そうして肌に合わせて作られているからこそ、シュガーリングでの脱毛は妊娠中でも大丈夫とされているんですね。

水本う~ん、妊婦さんのシュガーリングは、もちろん素材としては最高に安全性が高いこともあるんですが、それよりも、どんな力加減で行うかが大切なんです。お腹に近いところですからね。

自分の妊娠中に大変な格好で練習して、どうやったらいいのかなと研究しました。今では、妊娠初期からご出産直前の妊婦さんを専門的に行なっています。やって良かったー!と喜んでいただいていますよ。

―なるほど、直前までOKというのはすごいですね。マタニティフォトを撮る妊婦さんにも、ぜひおすすめしたいです!

肌に優しい新感覚の脱毛法をぜひ体験してみてください!

―最後になりますが、読者の皆さんにメッセージをお願いします!

水本シュガーリングのことを話し出すと伝えたいことが多すぎて、どうしても熱くなってしまい、いっぱい話してしまったので、とにかく読んでくださってありがとうございます(笑)。

―いやいや、それだけシュガーリングに対して情熱を注いでいるということですから。

水本世界最古の脱毛法と言われていますが、ワックスとは全然違った新感覚の脱毛だと思っていただいて、まずはぜひ一度体験していただきたいです!

―肌が弱くて脱毛を断念していた人にも、体験してみて欲しいですね。

水本それから…、日本ではまだブラジリアン脱毛=セクシーというイメージがあったりして「私はセクシーを目指しているわけではないな…別にやらなくてもいいのかな」と感じる方も結構いるかもしれませんね。

私はセクシーさとか美容のためにブラジリアン脱毛を提供しているという考えが全くなくて、自分が快適に、健康的に過ごすためのごくフツーのお手入れと思って提供しています。 肩ひじ張らずリラックスして受けていただけたらなと思います。

―本日はありがとうございました!

おわりに

取材中ずっと、水本さんのシュガーリングに対する情熱がヒシヒシと伝わってきて、私も「シュガーリングのことを知ってもらいたい!」と、とても熱い気持ちになりました!また、今まであやふやだった「シュガーリング」の定義も今回しっかりと理解することができ、皆さんにも分かりやすくお伝えできたかと思うのですが…、いかがでしょうか?(笑)

手で扱うシュガーリングは技術者の技量が仕上がりに大きく関わる繊細な脱毛法です。肌への負担がとても少ないので、肌が弱い人、妊娠中の人など、これまで脱毛を諦めていた人にもおすすめできます。

水本さんは現在、シュガーリングのことをより詳しく知ってもらえるよう、動画の配信にも力を入れられています。気になった人はぜひそちらも見に行ってみてくださいね!

「脱毛の学校」へ応援メッセージをもらいました!

小さなサロンでもこうして取り上げてもらえてとてもありがたいです!個人サロンは、それぞれにオーナーさんの強い思いが詰まって出来ていると思います。「脱毛の学校」は、そういったオーナーさん自身のストーリーも伝えてくれている珍しいサイトだなと感じましたので、これからも頑張ってください!(MORENAオーナー・水本沙紀さん)

基本情報まとめ

サロン名 MORENA(モレーナ)
電話番号 03-5738-7020
住所 東京都世田谷区北沢3丁目3−1 テラス東北沢102-B
営業時間 10:30~19:00
定休日 月曜日(※祝日の場合は翌火曜日)
支払い方法 現金のみ
スタッフ数 1人
同時受け入れ可能人数 1人
予約 ホームページまたは、電話・LINE
代表的なメニューと料金 ブラジリアンVIO 7020円

マタニティ お腹全体 7560円

お背中全体 6480円

脇 2700円

両足全体 1万3500円

駐車場 なし
アクセス・道案内 小田急線「東北沢駅」より徒歩1分

※その他詳細情報は、店舗へお問い合わせください。その際「脱毛の学校を見た」と言っていただくと幸いです。

フォトギャラリー

サロンマップ

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