元医療機関勤務の経験を生かし、衛生管理は徹底的に！

―初めまして。ビジネス街の真ん中に隠れ家みたいなサロンがあるなんて驚きました！

小川女性専用のプライベートサロンなので、仲の良いお友達の家に遊びに来たような安心した気持ちで、ほっこりと寛いでもらえればいいなと思っているんです。でも、インテリア以上に、部屋の中は清潔であることを特に大事にしています。

―清潔であること…ですか？

小川私はエステサロンやまつエク、ネイルサロンなど、いろんなところに行くのが好きなんですけど、やっぱり室内の清潔さが気になっちゃうんです。ソファに座って横を見たときにホコリがあるとか、リネン類に関しても部屋干しっぽいニオイがすると、もう二度と行きません（笑）。以前、５年ほど歯科助手をしていたので、衛生面がすごく気になるんですよ。

―前職は歯科助手さんですか！じゃあ確かに、衛生管理には厳しそうですね。

小川インプラントっていう、外科手術がメインの歯医者だったので、衛生管理にはホントに厳しくて、器具に関してもどう扱ったらいいのか、どう消毒すれば良いのかなど、徹底的に教え込まれました（笑）。だから消毒に関しての知識も、かなり詳しいですよ。

口腔内とVIOを扱うことって、デリケートな部分なので通じるものがあると思うんですよね。それに、例えば施術の時に敷くシートなどはもちろんお客様ごとに使い捨てますけど、ブランケットとか、クッションカバーはお客様ごとに取り換えたりするのって、なかなか難しいですよね。肌に直接触れないものですし。でも、めちゃくちゃ頻繁に洗ってます。それもただ洗うのではなく、しっかりと菌が取れる、でも自然や体に優しい洗剤を厳選して取り寄せてます。

お客様には看護師の方が多いんですけど、その辺りのことも気に入って貰えている要因のひとつかなと思います。

―同じ医療関係の経験者として、通じるものがあるんですね～。後はインテリアを見るに、シャネル好きなのかなと（笑）。

小川ふふふ、分かっちゃいました？その辺りは自分の好み全開ですね。自分が気持ちよく仕事できて、良いオーラを出して、それをお客様にも伝えられるようになっていたいんです。

それにお客様も、ふと視線を移したときにカワイイ小物とかが目に入れば、幸せな気持ちになってもらえるかなと思って。せっかくキレイになりに来てくださっているのですから、少しでも気分の上がる雰囲気づくりは大切かなと思っているんですよ。

ブラジリアンワックスで思いっきりサーフィンが楽しめるように。あの爽快感を、みんなにも伝えたい！

―歯科助手からブラジリアンワックスサロンオーナーというのも、意外な転身ですよね？

小川歯科助手って、あくまでもお医者様のアシストという存在なんですよね…。でも仕事をしていくうちに、お客様のためになることを自分主導でやりたいっていう気持ちになってきたんです。

じゃあ今から医者の勉強を…というのは、私の中でちょっと現実的ではなくて。ちょうどその頃、趣味でサーフィンをしていたんですけど、VIOの脱毛でブラジリアンワックスを体験したんです。もうすごく爽快で、ワックスの魅力に憑りつかれて（笑）、２回か３回目にワックス脱毛を受けたときには、これなら今から勉強すれば自分でサロンを開ける！と思ったんです。この気持ちよさを、自分の力で広めていきたいって。

―自分で何かやりたい！という気持ちと、ブラジリアンワックスが合致したんですね。でも、そんなに快適だったんですか？

小川サーフィンって、夏場はやっぱりビキニとかでしたいんですけど、水の抵抗で水着がすっごく動くんですよ。水から上がるたびに、毛のチェックするのがホントに煩わしくて。毛が水着からはみ出る心配がなくなったら、めっちゃ心から楽しめるんですよ～。

それにもともと、実は体毛が濃い方で、ムダ毛に対してコンプレックスがあったんです。小学校の高学年の時だと思うんですけど、兄に「お前、背中に髪の毛生えてるぞ」って言われて（笑）。

―子供って、何も考えずに言いますよね…。

小川兄は冗談半分で言ったことだと思うんですが、当時はそんなに太い毛が背中に生えてるってことか…とショックだったんです。いろいろ調べて、18歳になったとき、バイトして貯めたお金ですぐに光脱毛に行きました（笑）。２年で12回の施術を受けましたよ。

―その期間と回数だと、「脱毛の学校」では自己処理が格段にラクになる回数としていますね。実際はどうでしたか？

小川確かに毛が少なくなって、自己処理はラクになりましたけど、うぶ毛とかには効かなかったですね…。VIOの毛なんて特に濃くて太いので、いつまで経っても普通に毛が生えてくる感じでした。やっぱり個人差が大きいと思うんですけど、私が求めているのはこのレベルじゃない！もっとツルツルにしたいのに～って思ってました。

ブラジリアンワックスは即効性もあるし、ホントにツルツルになるんです。私の求めている脱毛ってこれだ～って思ったのも、自分でサロンを開業しようと思った理由だと思います。

私が日本でいちばん上手い！という気持ちでサロンを始めたかった。だから修行の道へ

―自分でサロンを開きたいと思ってから、実際にサロンを開くまでは早かったんですか？

小川う～ん、それはちょっと時間が掛かりました。まず、スクールに通うお金と、サロンを開くためのお金を貯めなきゃと思って。それが1年ぐらいですね。そしてスクールを卒業してから、心斎橋のサロンで一度修行を挟みました（笑）。

―ワオ、修行ですか（笑）。

小川私だってもちろん、自分で早く開業したいっていう気持ちはあったんですよ。スクールでしっかりと技術は教わりましたけど、でも自分で施術をした人数って、５～６人程度なんですよね。

私は、日本でいちばん自分が上手いって思えるぐらいの気持ちでサロンをオープンしたかったし、その位の自信がないと、お客様に施術しちゃダメだろうと思ったんです。だから、どこかで経験を積みたい、もっと実践的な勉強をさせて欲しいっていう気持ちがあって。

たまたま同じスクールの卒業生のサロンで技術者を募集しているって聞いたので、面接に伺って、正直に伝えたんです。ゆくゆくは自分で独立したいと思ってますけど、働かせてもらえませんか？って。それを理解してくれて、夏の繁忙期の３カ月間雇ってくれたんですよ。

―おぉ、太っ腹なサロンさんですね。

小川そのお店、ホントにすごい人気店なんですよ。お客様の予約もぎっしりだったので、１日で５人とかの施術を行って、それをほぼ毎日ですからね。真夏の繁忙期っていうのもあったんですけど、技術力とスピード感をかなり養えたと思います。技術もすごいオーナーさんだったので、その方の施術を生で見れたっていうのも、勉強になりました。

そこで自信が持てたので、サロンを開業してもやっていけるという気持ちになれて、自分のサロンを持つことができました。本当に感謝してます！

ワックス脱毛はかなりの技術職。原始的な作業故に、施術者の差が大きい

―修行の甲斐あって今やサロンオーナーですが、お客様に対して特に気を付けていることなどがありますか？

小川自分がお客として通っていた時、やっぱり緊張したり、痛みに関して不安だったりすしたんですよ。だから、うちのサロンに来てくれるお客様には、そんな緊張や不安を感じないようにしてあげたいと思ってます。いくつかサロンに行きましたので、自分がやってもらって良かったことを思い出しながらね。

―痛みに関してはね…やっぱり不安でドキドキしますよね。

小川ワックス脱毛って、かなりの技術職だと思うんです。塗って剥がすという原始的な作業ゆえに、施術する人によって差が出てしまうんです。塗る温度から塗り方など、ホントに小さいことで、大きな差になってしまいますね。

痛みに関しては物理的なところでいうと、一般的なサロンはVIOの脱毛にハードワックスをメインに使用しますけど、私はフィルムワックスも使います。フィルムワックスはうすくサラッとしたテクスチャーで、通常のハードワックスに比べて溶解温度が低いので、ほんのり気持ちいいと感じる温度なんです。ワックス脱毛は熱いというイメージがあるので、まず最初に、温度に対して安心してもらうんです。

―どろどろに溶けたワックスを塗るイメージですから、やはり熱さも心配ですよね。最初に安心できると、その後の緊張もほぐれそうですね。

小川例えばブラジリアンワックスの際には、お肌に負担が掛からないようにボディ用のオイルを薄く塗って、肌とワックスの間に膜ができるようにしています。これだと肌になるべく負担を掛けず、余計な角質とムダ毛だけを除去できるんですよ。

それから、剥がす時の手の角度とか、きちんと皮膚を引っ張って一気にはがすとか。施術側でできることは最大限させてもらってから、お客様を質問攻めにして、痛いことだけに集中しないようにしてます。こちらから一方的にお話をするよりも、会話をすることで意識が施術だけに集中しないので、痛さから気がそがれるんです。

―質問攻め（笑）。でもお互いにいっぱい会話ができれば、楽しい時間であっという間に施術が完了できそうですね。

悩むだけ損。ムダ毛のコンプレックスなんて、無くしちゃえば解決できる！

―では最後に、お客様への要望とかお願いって、何かありますか？

小川基本的には何もしないで来て欲しいっていうのはありますね。もうボーボーの状態で来てもらった方が、ビフォーアフターも分かりやすいですし、キレイになった実感もあると思うんです。

後は、私もずっと毛が濃くてコンプレックスだったんですけど、コンプレックスの中でもかなり解決しやすいと思うんです。だって、脱毛しちゃえば良いんですから（笑）。悩んでいるくらいなら、ぜひ気軽に相談して、この快適さを体験して欲しいなって思ってます。

おわりに

看板もなく、マンションの入り口に大きくサロン名が出ているわけではないので、自分だけが知っている秘密のサロンという雰囲気がちょっと嬉しい気分にさせてくれます。携帯の充電コードを置いてくれているので施術中に充電ができたり、季節ごとに変わるお茶のサービスでは、どんなお茶を飲んでいるのかお客様に分かるようにパッケージなどを額に入れて飾ってくれているなど、お客様に対しての細やかな気遣いがそこかしこに感じられます。

華奢な外見と、サーフィンが趣味などかなりアクティブな面を併せ持つオーナーの小川さんは、自分が試したものしかお客様には提供しないという徹底ぶり。ワックスはもちろん、ワックス脱毛初心者の方におすすめしているアフターケアアイテムも、体に優しい成分で作られたものだそうです。

もちろん、無理な勧誘や商品の押し売りなどは絶対にしないので、商品に関しても安心してお話をすることができます。即効性のキレイさはもちろん、ずっとキレイを保つための秘訣も教えてくれるサロンです。

「脱毛の学校」へのメッセージをもらいました！

脱毛に関しての必要な知識がきちんと網羅されているので、10代の子や、今から脱毛を始めると言う人は一度、読んだ方が良いと思うサイトですね！脱毛に関しての知識ができると、自分でどんなサロンを選ぶかとか、選択肢も広がると思うんですよ。詳しく分かりやすく書いてあるので、脱毛をしたいと思っている人には絶対に見て欲しいサイトだと思います。（LILY WAX　オーナー・小川ゆりかさん）