ワックス脱毛の講師を経てサロンをオープン

―今日はどうぞよろしくお願いします。こちらのお店はオープンしてどれくらいなんですか？

粟野2015年の10月にオープンしました。最初は美容室の一角を貸してもらって始めたんですが、順調にお客様が増え手狭になってきたので、2016年の12月に今のマンションに移転したんですよ。

―美容室の一角でワックス脱毛していたんですか。珍しいですね。

粟野といっても、同じ空間ではなくしっかりと区切ってあったので、実際には一角、という感じではなかったですけどね。それで、そこの美容室では小顔矯正のスクールを開講していたんですよ。

興味もあったしせっかくなので私も受講して、当店でも移転を機に小顔矯正のメニューを取り入れました。お客様からも好評をいただいています。

―美容室からスタートしたからこそ小顔矯正を覚えるきっかけにもなったんですね！もともと、ワックス脱毛のサロンを始めたきっかけはなんだったでしょうか？

粟野ちょっと変わってる経歴なのかも知れないんですが、実はサロンを持つ前からワックス脱毛の講師をしていたんです。

―サロンを持つ前から講師とは？

粟野IWC(国際ワックスコンソーシアム)の立ち上げ時、講師になって手伝ってくれないか？って、たまたま知り合いから声を掛けていただいたんです。それまではワックス脱毛の存在自体も知らなかったんですが、いろいろとお話を詳しく聞いていくうちにだんだんと興味が湧いてきました。

それで、何人かの海外の友人にワックス脱毛のことを聞いてみたんです。海外では当たり前のお手入れ方法だってことを知って、ますます興味が出てきたので、講師のお話をお受けしたんですよ。

その後、講師をするにあたって、ワックス脱毛のイロハをみっちり勉強しました。

―そうだったんですか！ワックス脱毛の存在も知らない状態からの講師って、確かに変わった経歴ですね。それで、講師をしながらサロンを始めたんですか？

粟野講師をしながら卒業生向けの定期研修をしたり、協会の事務などもこなしていたのですが、裏方よりも直接人に施術をするほうが好きだなって感じていたので、自分でサロンを始めることにしたんですよ。

いまでもスクールを開講したり、協会に出向いて研修会など講師のお仕事もさせていただいています。

痛みや不快感など、自分自身で試して徹底研究！

―ワックス脱毛を受けたこともなかったとお聞きしましたが、講師をやるにあたって最初はいろいろ大変だったんじゃないですか？

粟野そうですね。IWCの研修に加えて、更に技術や知識を付けたりするのは当たり前なんですけど、それだけじゃなくって、どういう風にお客様に触れたらいいのか、どうすればよりリラックスしてもらえるのかをとても考えました。

例えば他のお店に行って実際に受けてみたり、自分でもセルフワックスしてみたり、いろいろ試行錯誤しながら研究しましたね。

せっかくやるからには、どこよりも痛みが少なくキレイにできて、おまけにリラックスできるような技術を身に着けたいなっていう思いがあったので、もうとにかく頑張りました（笑）。

―なるほどですね。施術の流れなども教えてください。

粟野当店ではハードワックスとソフトワックス、両方を使って施術しています。それぞれの毛質や部位、肌質によってその都度使い分けていますね。

ソフトワックスは粘着力も高いので、お肌に負担を掛けないようにしっかりと注意を払って施術しています。

施術後は、できるだけお肌を乾燥しないようにしてくださいとお伝えしています。乾燥してしまうと埋没毛の原因になってしまい、きれいに毛が抜けなくなってしまいますので、お手持ちのローションなどでしっかりと保湿をしてくださいとお願いしていますね。

気兼ねせずになんでも聞いてもらえるように

―施術や接客において、粟野さんが特に気を付けているポイントはなんですか？

粟野やっぱり一番は会話ですね。ワックス脱毛も、最近やっと認知度が上がってきましたが、まだまだ詳しくは知らない方も多いので初めての来店の際には１から説明しますし、実際に痛みや施術内容に不安を感じて来られる方も多いんです。

だからこそ詳しい説明は大事だなって思っていますが、それ以上に大事なことは、なんでも聞いてもらえるような関係性だと思うんですよ。

―なんでも聞ける関係性というのは具体的にどんな感じですか？

粟野もちろんお客様なので、なぁなぁに、という訳ではありませんが、できるだけリラックスしながら何でも話せるような雰囲気作りですね。友達の家に来てるような感じで、気兼ねなくなんでも言ってもらえたらなって思います。

例えば美容室でシャンプーしてもらっている時、「かゆいところありませんか？」って聞かれて、本当はあったとしても「ありません」って言ってしまう方が多いと思うんです。

そこを、「ここがかゆいんです！」って率直に言ってもらえるような関係性だったら、なんでも気になることを言っていただけるんじゃないかなって思うんです（笑）。

―なるほどですね。確かにあまり知らない美容師さんだと、つい遠慮がちになってしまうんですよね。

粟野そうですよね。安心感を持ってもらうためにも、お客様との関係性を築くコミュニケーションを大切に心がけていますね。

ワックス脱毛の正しい知識を広めたいという思いで日々勉強

―ところで、サロンのブログを少し拝見させていただいたんですが、ワックス脱毛のことやお手入れなど、けっこう詳しく書かれていますよね。

粟野はい。少しでも多くの人にワックス脱毛の正しい知識が広まればいいな、と思っているので、少しでもお役に立てればと思いちょくちょくブログにも書かせていただいているんです。

IWCの理念が「正しく安全なワックス脱毛」なんです。本部認定講師だという自覚を持って、協会の看板を背負っているという思いで日々努力しています。

―そうだったんですね。「正しく安全」って、何より大切なことですもんね。

粟野でも、その何より大切なことができていない残念なサロンも少なからずあるんです。

ワックス脱毛って国家資格でもないし、極端に言えば資格がなくても誰にでもできるんですよね。それに初期投資もそんなにかからないからお手軽に始められる。だからこそ、趣味の延長でやってるようないい加減なサロンも出てきてしまうんですよ。

―趣味の延長…そんなノリでサロンをされると怖いですね。

粟野でも一見だけでは、どのサロンは安全なのかってわかりにくいじゃないですか。だからこそ、お客様自身で少しでも自衛してもらえるように、知識を広められたらなって思っているんです。

それに、私たちの理念としては、ワックス脱毛の知識だけじゃなく、それにまつわるさまざまな知識を取り入れていきたいって思っているんです。だから私自身も皮膚学や毛髪学、感染症のことなどを学びましたし、今でも講習に参加したりして日々勉強を続けています。

お客様と同じ目線で一緒に悩みを考えていけるサロンに

―では最後に、メッセージをお願いします。

粟野ムダ毛の悩みだけではなく、プライベートのお話や家庭の相談、仕事の悩みなど、なんでも聞かせてもらいたいですね。

お客様と同じ目線で一緒に悩んで考えたいですし、お客様からも、なんでも相談できるなって思ってもらえるのが信頼の証なのかなって思います。

―お客様と同じ目線で、というのは私たち脱毛の学校も同じポリシーです。

粟野やっぱりそこをしっかりと意識していれば、お客様にとっていいお店だと思ってもらえるんじゃないかなって思いますね。例えば脱毛方法だって、必ずしもワックスだけが良いとは限らないじゃないですか？

悩みを聞いて、「この方はワックス脱毛よりも光脱毛の方が合ってるな」って思うことも正直あるんです。それを、ここがワックス脱毛サロンだからって無理にワックス脱毛を進めるようなことはしたくないんですよね。

―じゃあ、カウンセリングに来られたお客様に、ワックス脱毛を勧めずに終わることもあるんですか？

粟野はい。実際に以前そういう方に対して、「お客様の場合だったら、光脱毛のサロンで脱毛しちゃった方が良いんじゃないですか」って言ったこともあります。その方にとって本当に合った方法を提案したいなって思いますね。

だからこそ、相談だけでも一度来てもらいたいですね。もしかしたら力になれることがあるかも知れないし、無理に勧めるようなことは絶対にないので安心して来てもらえれば嬉しいですね。

―今日はありがとうございました。

おわりに

サンセットのオーナー粟野さんは、「正しく安全なワックス脱毛」という理念を掲げているＩＷＣの認定講師であり、更に独自でも常に勉強をし続けている、ワックス脱毛に対してとても真面目な考え方を持っている人です。
正しい知識を少しでも多くの人に広めたいという思いで、ブログ執筆や講習会などサロンワーク以外でも日々精力的な活動をされているので、ワックス脱毛はもちろん、肌やムダ毛の相談も安心してお任せすることができそうです。

お客様に対して何でも言ってもらえるような関係性を築くことも大切にしている、おすすめできるサロンです。

「脱毛の学校」へ応援メッセージをもらいました！

とても詳しくて正しい脱毛のサイトだと思います。脱毛の知識がもっと広まって欲しいと思っているので、こういうサイトはもっとたくさんの人に知ってもらいたいですね。（SUNSETオーナー・粟野由紀さん）