ブラジリアンワックスは楽しい！アンダーヘアに特化したお手入れ方法

―初めまして、今日はどうぞよろしくお願いします。こちらの京橋店はブラジリアンワックス専門店なんですよね。

mihoはい。日本でもブラジリアンワックスが認知されてきて、おかげさまでお客様が増えてきましたので、もう少し拡大したいなと思い、ブラジリアンワックスの専門店として2016年の７月に京橋店をオープンしました。

―天満橋店は他のメニューもありますもんね。もともとは天満橋店もブラジリアンワックスから始めたんでしょうか？

mihoそうですね。私はもともとヘアメイクのお仕事を20年近くしているんです。フリーランスで専門学校講師やブライダル、撮影など、いろいろなところに出向いて第一線で活躍しているプロフェッショナルな方々ともお仕事させてもらっていたんですが、今までの美容の経験を活かして拠点になるような場所を作りたいなって思ったのがサロンを作ったきっかけだったんです。

なので、オープン当初から今あるすべてのメニューを置いていましたが、私自身が最も長く手掛けているのはヘアメイクですね。

―サロンを作るにあたって、ブラジリアンワックスなど他のメニューを取り入れたのにはなにか理由があったんでしょうか？

mihoヘアメイクの拠点としてのサロン作りと言いましたが、だからといって片手間のような感覚ではやりたくなかったんですね。やるからにはちゃんと向き合いたかったし、チャレンジしたかったんです。それで、なにをするか模索していた頃に、たまたまブラジリアンワックスと出合いました。

―それまでは名前も知らなかった、という感じなんでしょうか？

mihoいえ、実はかなり昔、講習を受けたことがあったんです。でもその頃は今のブラジリアンワックスのようにアンダーヘアに特化しているモノではなくて、ただワックスを使ってボディやＶラインなんかの脱毛をすることを“ワックス脱毛”と呼んでいたんです。言い方が違うし、私の中で同じモノだと結びついてなくて、最初はブラジリアンワックスがなんなのかわからなかったんです（笑）。

―施術の内容自体は一緒なんですか？

miho温めたワックスを塗って剥がす、という基本的な工程は同じなんですが、やっぱりブラジリアンワックスはよりデリケートゾーンに特化した脱毛なので、もちろん改めて講習を受けました。そしたら、ブラジリアンワックスの施術はすごく楽しいなって思ったんですよ！こんなに楽しくできるんだったら、ぜひ極めたいなって思ったんです。

それに、ブラジリアンワックスのお手入れを好まれるお客様は、きっと美意識が高い方に違いない！と思っていたので、長く美容人生を歩んできた私にとっては、美意識の高いお客様との出会いや交流もすごく魅力的だったんです。

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あまり気構えずに始めたオープン当初。その後は工夫を凝らして人気店に

―いざサロンをオープンさせてみて、始めはどんな感じでした？集客とかいろいろ工夫されたんでしょうか？

mihoいや、それがですね、けっこうゆるい感じだったというか、正直、宣伝とかも全然しなかったんです。

なので、当然なんですけどオープン当日は誰もお客さんが来なかったんですね（笑）。時間を持て余していたので、お茶でもしようかなとか思って普通に外出しちゃってたんです。

―え？オープン初日なのにお茶しに出かけてたんですか？（笑）

mihoそうなんですよ（笑）。で、のんびりお茶してた時に、配達業者さんからサロンにお届け物がありますって電話がかかってきたんです。そしたら、私がサロンをやるって伝えていた美容関係の知り合いや友人たちから、開店祝いのお花やバルーンなんかがたくさん届いていて…。

みんなにお祝いしていただいて、そこで初めて、「あ、私サロンのオーナーになるんだな」って実感が湧いてきたんですよ。それまでのヘアメイクでは毎日違う現場でのお仕事もあったし、サロンワークで1日中同じ場所にいることがなかったので、お客様のいない場所に待機しておかないといけない、という意識がなかったんです（笑）。

―そうだったんですね！実際にオープンしてからはどんな感じだったんでしょうか？

mihoそうですね、やっぱりやるからにはいろいろなお客様に来ていただきたいなって思ったので、まずはこのお店の存在を知ってもらおうと、知り合いにホームページを作ってもらったり、手探りでブログも始めてみました。

―おおーなるほどですね。それで、検索順位が上がるように工夫をされたんでしょうか？

miho工夫もしましたし、とにかくたくさん更新しましたね。「どうすれば検索して見ていただけるんだろう」ということだけを考えて、頑張って更新を続けました。

そしたら、ちょっとずつ順位が上がってきたんです。結果が出ると私もだんだんやるのが面白くなってきて（笑）。それで、やっと検索エンジンの１ページ目に表示されるようになった頃には、かなりお客様も増えてきていましたね！今はクーポンサイトに掲載しているので少し更新頻度は少なくなりました（笑）。

それぞれに合わせて最も美しく、バランスの良い仕上がりを

―では、施術についてもお聞かせください。使用しているワックスはどんなものですか？

mihoオープンしてからたくさんのワックスを実際に使用してみて、いろいろ比べてみたんです。その結果、世界65か国以上で愛されていて業界トップシェアのフランスを代表するブランド【ペロンリゴー】のワックスをメインに、他のメーカーのものもいくつか使用していて、お客様の肌質や部位によって使い分けています。

ペロンリゴーのワックスを使いだしてから施術スピードがとても早くなり、お客様からも、「痛みが軽減された！」というお声をたくさんたくさんいただくようになりました。もちろん、私自身の技術も上がり、ワックスとの相性も良かったというのも要因のひとつだと思います。

―とてもこだわってワックスを選ばれているんですね！そのワックスはソフトですか？ハードですか？

mihoChururiでは、ブラジリアンワックスは基本的にハードワックスを使用していますが、ボディにはソフトワックスも使用します。よく、ソフトワックスとハードワックスは部位によって向き不向きがあるとか言われがちなんですが、結局は施術者の技量に左右される部分が大きいと思います。

ワックスの塗り方や、剥がし方で痛みも大きく変わります。だからこそ、技術の向上は常に心がけていますし、スタッフに対してもさまざまな面で定期的に技術チェックを行っています。

―お客様ができるだけ痛みを感じないように、さまざまな工夫をされているんですね。

mihoそうですね。技術や知識の向上のために、定期的に講習会や展示会に足を運ぶのは当たり前ですし、それは新しい商材を見つけたり、プロフェッショナルな方々との出会いや交流にもつながります。いつもワクワクしながら参加させていただいています。

講習会で得た知識や技術は私なりに吸収して、より良い方法でお客様に提供できるよう、スタッフみんなと共有しています。

―他にも、気を付けているポイントがあれば教えてください。

mihoそうですね。ブラジリアンワックスの痛みに関しては、お手入れ後のアフターケアをしっかりとしていただくことをお伝えしています。自宅でのケアによって、次回のお手入れの痛みの感じ方が断然変わりますし、毛が切れずにとても綺麗に抜けやすくなりますので。お肌も徐々に美肌に変化していきます。

あとは、お客様おひとりおひとりのご要望にお応えすることはもちろんですが、それ以外に、「似合わせ」を意識しています。

―似合わせと言いますと？

mihoブラジリアンワックスでアンダーヘアのデザインをする場合、まずはお客様とどんな形にするのかの相談をするんですけど、ご希望の形に沿った上で、最も美しく見えるように調整していきます。体形や肉付きを見てバランスを整えたり、細かく調整したりするんです。

他にも、アイブローデザインの場合、ただ単純にプレートを使って左右対称にはしません。その人それぞれの骨格や筋肉の動き方が異なるので、目を閉じている時や無表情の時は左右対称に見えたとしても、笑った時に違和感が出てきたりしてしまうんです。なので、全体を見たときに不自然がないように左右のバランスを整えます。

―確かに、笑うとちょっと眉の形が変…なんて人、たまに見かけますもんね。

mihoフェイスワックスの場合でも、髪の生え際やもみあげの残し方は細かく微調整します。それによって、横顔のフェイスラインが違って見えたりしますし、うなじも首の長さや太さを考慮して、女性らしいシルエットを意識しています。

―すごいですね。とても細かい部分までバランスを考慮して調整されているんですね。

mihoそうですね。ただ毛を抜くだけじゃなく、お客様それぞれのその時のご要望をきっちりと取り入れつつも、しっかり似合わせを意識して、ベストなデザインで美しく仕上げられるようにしていますね。

人をキレイにしてあげたい気持ちで美容業界へ

―もともとはヘアメイクのお仕事をされているとのことですが、最初にそのお仕事を選んだのはなにか理由があったんでしょうか？

mihoもう学生時代の話なんですけど、美容関係のお仕事に興味は持っていたんです。たまたまバイト先の友人から誘われたのがきっかけで、美容系の専門学校の体験に行ってみたんです。

その頃って、今のように“学校”っていう感じじゃなくって、師匠と弟子のような感じで教えてくれる専門学校が多かったんです。私が行った学校もそんな感じだったので、そのまま通うことにしました。その後、さらに独学で学び、通信で美容師免許も取りました。

―美容といってもさまざまなジャンルがあるなかで、ヘアメイクを選ばれたのは、美容師免許をお持ちだという理由もあったんですか？

mihoいろいろ美容の勉強をしている間に、エステも学びましたし、先ほど言ったようにワックス脱毛も学びました。でも、お客様が来た時よりも帰る時の方が目に見えてキレイになれた！と、より実感してもらいたかったし、私自身も、お客様をキレイにしてあげたくて美容の道に進んだので、より目に見えて違いの出るヘアメイクを選んだ、というのも大きいですね。

―なるほどですね。目に見えて違いの出る、という部分ではブラジリアンワックスにも通じる部分がありますね！

アンダーヘアを当たり前のお手入れに…。美容院に行く感覚で

―最後になりますが、mihoさんがサロンをやるにあたって、最も大切にしていることがあれば教えてください。

miho美容業をしている以上、衛生管理や公衆衛生の知識を身に付け、しっかりと衛生管理の行き届いたサロンである、ということはとても大切だと思っています。私は美容師免許の他に管理美容資格を持っておりますが、他にもさまざまな講習を受けています。

ですが、お客様をお迎えする以上、しっかりとした衛生管理や技術力をもって施術させていただくのは当たり前のことですよね。なので私は、お客様にはいかに気持ちよく帰っていただけるかを常に意識しています。それは、私自身が美容室やエステに行って、すごく残念な気持ちになって帰った経験があるからこそです。

―残念な気持ちですか。接客に不満があったとか、スタッフの技術が伴っていなくてヘタだったとか、そういう理由でしょうか？

miho必ずしもそういう理由じゃない場合もあるんです。例えば、美容室に行ってカットして、うまく仕上がっているように見えるけれど、自分にはまったく似合わないように感じてしまったり…、「私がこんなオシャレしても、どうせ似合わない」なんて虚しい気分になってしまうこともあるんです。

だからこそ、私はお客様が本当に美しく見えるバランスをとても大切にしていますし、お客様自身にも自信を持って帰っていただけるような、きめ細やかな気配りを心がけています。

―お客様を美しくしたいという気持ちが良く伝わります。

mihoありがとうございます。数あるサロンの中からうちのお店を選んでくださった時点で、すごくありがたいことですし、「ここのサロンを選んで良かった」「今日来てよかった」と思っていただきたいですからね。だからこそ、施術、仕上がりでご満足いただき、笑顔でお帰りいただくことが一番の望みです。そこに、Chururiのプラスαの心地よさを感じていただきたくて、お客様お一人お一人に合わせた接遇を心がけています。

できるだけ気楽に、当たり前のお手入れの感覚で来てもらえるようになれれば嬉しいことだと思います。アンダーヘアのお手入れも、特別なことではなく、美容室に行くような感覚で通ってもらいたいですね。あとは「健康あっての美容」をいつも心においていて、心身ともに健康であり、ポジティブな気持ちでお手入れしにきてもらえるサロンであることを心掛けています。

―今日はありがとうございました。

おわりに

Chururiのオーナーmihoさんは、それぞれに合わせたデザインやバランスをしっかりと考えて施術してくださるので、初心者の方でもアンダーヘアの形を相談しやすいサロン作りを心がけています。
スタッフ同士に技術力のばらつきが出ないよう、日頃からしっかりと技術チェックを行い、常に一定のレベルを保てるように努力をしているので、安心して通えるサロンです。

「脱毛の学校」へ応援メッセージをもらいました

“脱毛の辞書”のようなサイトですね。イラストや図を付けて、詳しく解説してくれているのでとても分かりやすいと思います。（Chururiオーナー・mihoさん）