女性をキレイにするお仕事。やりがいを感じます

―ネイルサロンで手の指や足の指のワックス脱毛ができるのは時々拝見しますが、ブラジリアンワックスまでできるなんて驚きました。最初からメニューにあったんですか？

小島ネイルは2008年からなのですが、ブラジリアンワックスを始めたのは2011年からなので、ちょっと後になりますね。

―じゃあ、ブラジリアンワックスが流行りだすちょっと前ですね。きっかけはなんだったんでしょうか？

小島知り合いの社長さんがワックスメーカーの販売代理店になった時に、ブラジリアンワックスやってみない？という感じで勉強会に誘われたんです。その当時、私はレーザー脱毛に通っていたんですけど、ちょっと興味がわいたんですよね。

だから勉強会に行って、実際にブラジリアンワックスの施術を見学した時にはかなり衝撃的でした。結構原始的だなって（笑）。でも一気に、しかも根こそぎキレイになるのが良いなと思ったんですよ。

あとは、もともと下着が好きで、下着屋さんをしようかなと思っていた時もあったんです。ブラジリアンワックスをすれば、下着映えもするじゃないですか。だからメニューに加えてみようと思ったんですよ。

―カワイイ下着から毛がはみ出していたら、かなり残念ですもんね。ブラジリアンワックスなら思い立ったらすぐに毛がなくなりますから、医療レーザーや光脱毛に比べると手軽っていうのもありますね。

小島サロンの経営者としては、大きな機械が必要なわけでもないですし、ベッドのスペースが確保できれば良いので、割と取り入れやすいっていうのもありました。

―おぉ！いろんなメリットが重なって、メニューに加わったんですね。大西さんはブラジリアンワックスの経験はあったんですか？

大西私も体験したことはなかったんですけど、ちょうどその頃、外国人のお友達から「日本人はワキの脱毛はするのに、なぜアンダーヘアはしないの？」なんて話をされたことがあったんです。だからずっと興味は持っていました。

―じゃあタイミングも良かったんですね。でも、いきなりブラジリアンワックスをメニューに加えるとなってビックリしませんでした？

大西ネイルもブラジリアンワックスも、女性をキレイにするという部分で共通なので、それほど抵抗もありませんでした。お客様に喜んで貰えますし、しかもそれがダイレクトに伝わってくるので、どちらにもやりがいを感じてます。

部位や肌質、お客様によってワックスを使い分ける

―では実際の脱毛の内容に関してですが、特にこだわっている点などはありますか？

小島ワックスに関しては、松ヤニを主成分にしているものはアレルギーの心配もあるので使わないようにしています。あとはなるべく肌に優しい素材のモノを使用したり、部位によってワックスの種類を使い分けたりしてますね。

大西サロンではライコンとリカという、世界的に有名なメーカーのワックスを使用しています。その中でも、ライコンはハードワックスをメインに、リカはストリップワックス、いわゆるソフトワックスをメインに使用することが多いですね。

―どちらもかなり有名なメーカーですよね？１つのメーカーにしてしまった方が簡単なんじゃないですか？

小島そうですね。でも、メーカーにこだわっているというよりは、良いワックスを探したらその２つのメーカーになって、さらに部位ごとの使いやすさにこだわったら、そのメーカーのその種類のワックスになったって感じなんですよ。

大西例えばＶＩＯを施術するなら、ハードワックスが良いのでライコンですし、背中とか脚の脱毛には、リカの方が肌へのダメージが少なく施術できます。

―どこのメーカーのワックスが、どの部位の脱毛に向いているのかっていうのは、やはり経験値がモノをいう感じですね。

初心者のカウンセリングは念入りに。薬の服用は必ずチェック

―お客様を施術する上でのこだわりも教えてもらえますか？

大西ブラジリアンワックスをするのが初めてという場合には、最初のカウンセリングは特に念入りに行う場合が多いですね。

―やっぱり初回のカウンセリングって重要なんですね。特にどんな部分に注意しているっていうのはありますか？

大西ワックス脱毛がどんな脱毛方法かっていうのは、意外とお客様は調べていらっしゃるので話もスムーズなのですが、施術を受けられない状態もあるっていうことは、あまりご存じない方が多いんです。

―施術を受けられない状態…。それは例えば？

大西花粉症やアレルギーを持っていないかと、お薬の服用などは詳しくお伺いしてます。特にアレルギー関連のお薬の中には抗ヒスタミン剤が入っている場合が多いのですが、その成分は皮膚をとても柔らかくしてしまったり、炎症を起こしやすいんです。なので、服用中はワックス脱毛ができないんですよ。

―そうなんですか！？でも確か抗ヒスタミン剤って、かゆみを止めたりする市販薬にも使われていますよね。

大西症状の軽い方は市販のお薬を手軽に飲んでいると思いますし、市販薬程度でワックスできなくなるなんて、お客様は思っていらっしゃらないんですよね。施術を初めてから５年ぐらいですけど、今までできませんとお断りしたお客様は２～３人程いたんです。少ないかも知れないですけど、せっかく足を運んでいただいたのにお断りするのが本当に申し訳なくて…。

小島でも、そこで無理に施術をしてしまうと、赤みが強く出てしまったり、感染症を起こしたりする可能性が高いんです。せっかくブラジリアンワックスを楽しみにしてきてくれたのに、それでは台無しになってしまいますから。それ以外のお薬でも、人によってはトラブルを起こす可能性がありますし、どんな状態になるかはさまざまなんです。

基本的には、お薬などを飲んでいる間はちょっと我慢していただいて、常に飲んでいるお薬があるなら、主治医などに確認をしていただければと思います。

―確かに、市販薬はあまり注意しないかもしれないですね…。例えばアトピーの方とかは大丈夫なんですか？

大西アトピーをお持ちの方って、肌に関しての知識が豊富な方が多いので、主治医に大丈夫って言われてきましたとか、確認してくださる方が多いですね。でもかゆみがあったり、状態がひどい場合はできないので、落ち着いてからいらしてくだされば良いなと思います。

ネイルとワックスがセットでお得に。実は隠れメニューです

―カウンターがある場所がネイルで、あのカーテンがある部分がワックスの施術場所なんですよね？

小島そうです。ワックスのお客様がいる時だけ、ベッド周りをカーテンで仕切る感じですね。以前は棚などを置いて仕切っていたんですけど、開放感がなくなってサロン内がちょっと暗くなった感じがしたので、今は取り除いて、明るくオープンな雰囲気にしているんですよ。

―ネイルのお客様とワックスのお客様、程よく離れてはいますけど、ワックス施術中の叫び声がネイルのお客様に聞こえてしまったりしないんですか？

小島叫び声？多少は痛がりますけど、そんな叫び声をあげる方なんていらっしゃいませんよ～（笑）。

大西私が痛がりなので、お客様にも極力痛くないように注意して施術はしてますけど、さすがに大声をあげる方とか、いままでないですよ。外国人のお客様で、たまにWowとか、Oh～～なんて、リアクションが大きな方がいらっしゃいますけどね（笑）。でも、そんな大声ではないですし、ネイルのお客様も慣れていらっしゃるのか気にしてないですね。

―それなら良かった。ネイルの繊細な作業をしている時に、ワックスの叫び声が聞こえたらお客様がビクッとなってしまって、せっかくのネイルアートがやり直し…なんてことにならないかと心配だったんです（笑）。

小島カーテンが閉まっているとワックスのお客様がいるということなので、逆にワックスのお客様がいらっしゃらないと分かると、時々ネイルのお客様から「今日やっていっていい？」なんて言われることも多いんですよ。その場合は、指毛や手の甲、鼻毛なんかのちょっとした部位ですけど。

大西実はHPなどのメニューには掲載されていないんですけど、ネイルとワックスをセットにするとちょっとお得なんです。爪がキレイだと、やっぱり視線が集まりますからね。指毛のワックス脱毛なんてあっという間に終わりますから、ぜひ気軽に試していただけたらなと思います。

―思い立った時に、気軽にワックス脱毛できるって良いですね！しかもそんな隠れメニューもあるとは。今日はありがとうございました。

おわりに

指先を華麗に彩るネイルと、余計なものを排除してキレイになるワックス脱毛という、女性にうれしい２つのメニューを楽しめるサロンです。

最近の人気ネイルはシンプルだけど、クオリティの高さが要求される手書きアートネイルなのだとか。中でも立体感と奥行きがある３Ｄが好評だそう。

シロガネーゼという言葉も生まれたほど、セレブが集まる白金エリアに位置し、白金高輪からのアクセスも抜群。しかし隣接する麻布十番や恵比寿と異なり、ネイルやワックス脱毛サロンが乱立する激戦区ではないため、ゆったりとした雰囲気で過ごすことができます。

見せる部分も見えない部分も、しっかりとおしゃれを楽しみたいという人や、初心者なのでしっかりとカウンセリングを行ったり、リラックスした中で施術をして欲しいという人におすすめのサロンです。

「脱毛の学校」へのメッセージをもらいました！

なぜうちのサロンを取材してくれるんだろう？とビックリしましたが、しっかり取材もしていただけてありがたいです。とっても真面目に脱毛に向き合っているサイトだなと思いました。（Nail&Waxing Salon Welina　オーナー・小島 昭美さん）